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2013年09月24日

JR北海道に何がおきているの?

 先日、JR北海道で脱線事故がおきました。線路が規定以上の幅に広がっていたのが、その原因でした。客車ではなく、人命にかかわる事故にならなかったのは不幸中の幸いかもしれません。

 しかし、その後の報道を見ると、本当の事故原因は何なのか、分からなくなります。

 レール幅の測定は、本線は年に4回、副線では年2回定期的に行われていました(今回の事故は副線でおきています)。そして、この事故箇所のレール幅が規定以上になっていたことは昨年から分かっていました。

 社内規則では直線で14ミリ、カーブで19ミリの広がりがあれば15日以内に補修を行うことになっているそうです。昨年10月の検査では20ミリの広がりがあったけれど放置。今年6月にはさらに25ミリに広がっているけれど、これでも何も対応せず。

 結果は今回の脱線事故になったわけです。きっとレール幅が「限界値」(+43ミリと報道にはあります)を超えて広がっていたのでしょう。

 物理的な原因はレール幅の異常な拡大です。でも、分からないのはなぜそれまでほったらかされたのか、という点です。

 緊急に点検をしたら、97箇所でレール幅や高低差に異常があったとのこと。その数にもびっくりしますが・・実際に測ったのではなく、社内のデータを調べたら分かったというのですから、驚愕です。

 もっと驚くのは、その全ての補修をここ3日間で完了したこと。当然と言えば当然ですが、でも人員が足りない、予算がない、などという言い訳は成り立ちません。

 規定(規則?)に基づいて計測はしている。でもそこまで。データを見て、アクションを起こす人も、組織もなかった・・。

 単純なデータですよね。特別な解析をするまでもない。生の数字を見て、鉄道のプロであればその意味することは分かるはず。でも何もしない・・。なぜ?

 素人の方が、規定がある以上、それに則って対応しなくてはいけない、と思うでしょう。電車が脱線したり、転覆したら大変なことが起きてしまうという想像は、誰でもできます。

 それなのにプロの個人や集団が何もしない・・。やっぱり理解できません。職業として鉄道にたずさわっているけれど、給料をもらっているだけで、職業人としてのプライドをもって任にあたっているとは、とても思えないのです。

 今回の一連のトラブルが会社の指示ではないのだとは思います。もしそうなら、それに反発する現場の人たちが必ずでてくるでしょうから(いや、それももう望めないのでは?)。

 何がどうなっているのか、さっぱり分かりません。この会社や、その鉄道を信用して利用することは簡単にはできそうにありません。

 一度失われた信頼を取り戻すのはとても難しいです。よっぽど努力していかないと。鉄道のプロだというプライドを、もう一度持って下さい。そこからやり直しましょう。

投稿者 tsukada : 2013年09月24日 20:15