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2013年08月18日

高齢医師

 先日、NHKのローカルニュースで地元上越市の医療体制についてのレポートがありました。人口が減少し、高齢化の進む地域・・そこで働く医師が少なくなり、さらに自身が高齢である医師が地域医療を支えているという現実についてです。

 上越市は市街地を除いて、大半はいゆわる田舎になります。山あり、川あり、海あり。自然の中で生活されている方が多いわけですが、ある意味で日本社会、いや先進諸国の最先端を行く現実があります。

 診療所の医師が少なくなったり、時にはいなくなったり。開業医を含めて、診療所そのものがなくなっていったり。人口の高齢化とともに、医療サービスの必要性はさらに高まるにもかかわらず、その中心にある地域の医師が「少数、かつ高齢化」している現状は、憂うべきものです。

 そんなレポート自体も気を滅入らせるものがありますが、個人的にもっと気落ちするものがありました。それはナレーションの中で「60歳以上の高齢医師」と言っていたからです。

 私は今56歳。来年2月には57歳です。あと3年半ほどで「高齢医師」の仲間入りなのか・・。知らぬ間にため息がでてきました。

 まだまだやらなければいけないこともあるし、やりたいこともある。でも、世間一般にはそろそろ「高齢医師」と見られるのか。そんなふうに思うと、もっと早いスピードで物事をやり遂げておく必要があるかもしれない。いや、これからはペースを落とし、仕事量を調整し、すべきことを選択し、「細く長く」いくべきかも。いやいや、もう引退を考えるべきか・・。

 自分の力量以上にいろんなことをしているのは確かです。でも、仕事に対しても、生き方に対しても、それなりのモチベーションを維持していくためにも、今ここで後ろ向きには考えたくないですね。やっぱりこのまま進んでいくのが、私らしいのかも。

 などなど、いろんな思いがこみ上げてくるニュース報道でした。

 ところで気になったので「高齢」について調べてみました。医療の世界で「高齢」は65歳以上をさしていることが多いようです(65〜74歳を「前期高齢者」、75歳以上を「後期高齢者」と、法律上では定義しています)。それからすると、私は高齢者と呼ばれるまで時間がありそう。

 でも、雇用関係ではちょっと違うみたい。「高年齢者雇用安定法」では「高齢者」を55歳以上としています・・ひっかかってしまった!

 もし今の仕事をやめて再就職しなくてはいけなくなったら、ハローワークさん、よろしくお願いしますね!!

投稿者 tsukada : 2013年08月18日 20:24