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2012年11月13日

わたぼうし病児保育室の見学会

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 この週末(10−11日)、当院のわたぼうし病児保育室に全国から多くの方が見学に来られました。この写真はその対応をしているところです。

 全国子育てひろば実践交流セミナーが当地(上越市)で開かれ、その1つの分科会として、子育て支援をしている施設を見学し、その後ディスカッションするというものでした。

 ただ施設や設備の説明をするのが本題ではありません。その施設の必要性、実際に運営していて何が大切なのか、これからどのようにしていくべきか。他の地域で行うためにどうすればいいのか。そんな話題や課題を提供することに意味があります。

 ということで・・先週はずっとその資料作りをしていました。まずはパネル制作。パネルに写っているのがそれです。約20枚。渾身の大作です(^^;)

 さらにそれを印刷物としても提供しました。見るだけではすぐに忘れてしまうでしょう。細かい数字をメモするのも大変。何と親切!

 前日夜はこのパネルを掲示するのに数時間。保育士などの手を借りながら、会場作りをしました。まるで学園祭の準備のように・・(^^)/

 こうしてできた会場に、のべ100人近くの方々がお越し下さいました。1回15分ほどの解説を1日数回、2日間にわたって行いました。そのあと、メイン会場(上越教育大学)に移動し、そこで質問を受けたり、コーディネート役から講評してもらったり。

 いつもとは違う仕事に取り組んでいましたが、その成果はしっかりあったようです。見学に来られた方々には、とてもよい感触をもって帰っていただいたと思います。その後のディスカッションでも、質問だけではなく、当施設に対して、とても良く運営されているといったご意見もたくさん頂戴しました。

 幼児教育の大御所(?)の汐見 稔先生にご挨拶する機会がありました。当施設の資料をお渡ししましたが、以前からご存じのようで、一度自分のスタッフに取材に来させたいと思っていたというお話もお聞きしました。

 わたぼうし病児保育室を初めて12年半。少しずつでしたが、絶えず前進し、より良いものを目指して歩んできた結果が、今の形になってきたことを、改めて実感しました。

 見学された方々は、地元に戻られて、その地域での病児保育を立ち上げたりされていくことでしょう。そのためのお役にたてるとしたら、嬉しいことです。

 私たちも、皆さんからたくさんのパワーをいただきました。皆さんの反応を見ていると、頑張ってきて良かったな、と感じます。直接お声をかけていただいた方も少なくありません。

 もはやこの施設は地域の方々だけのためではなく、その存在が全国の病児保育を推進していく力になっているのだと、感じることもできました。

 準備から始まり、見学会やディスカッションまで、ハードな1週間でしたが、とても実りあるものでした。これからももっと良い病児保育を実践し、子育て支援を充実させるよう、頑張っていきたいと思います。

投稿者 tsukada : 2012年11月13日 10:50