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2012年08月24日

55歳からの・・

 このごろ好んで読む本の傾向がずいぶん変わったと、自分でも思っています。一番多いのがマラソン関係。以前の私を知っている人なら信じられないかもしれません。

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 最近読んだのは『55歳からのフルマラソン』(江上剛著、新潮新書)。その題名に惹かれて購入し、すぐに読み切りました。メタボで、ある巨大銀行の経営破綻からストレス続きの中、近隣の方の誘いから走り始めたという著者のエッセーです。

 練習を重ねる中でフルマラソンを完走し、さらに3時間台という好タイムまでだします。肉体的にも健康になってきただけではなく、精神的にも安定し、充実した生活をおくれるようになったということです。

 すごい! 面白い! そう思いながら読み進んでいきましたが、もちろん同じ「55歳」である自分自身にも重ね合わせていました。

 私はとくに仲間がいたり、指導者がいて走っているわけではありません。それだけに、トレーニングできついなと感じたり、本当に完走できるのか不安になったり、何のために走ろうとしているのか分からなくなったりしたときに、心の支えにもなってくれそうです。

 マラソン関係の本はこれまでにもずいぶん読んでいますが、まったくの素人が書いているという点でも、逆に参考になります。同じ境遇(年齢、メタボ?、ストレス?)の中から走り出していこうとしていることにもとても共感します。

 最近読んだもう1つの本は『ウルトラマラソンマン』(ディーン・カーナゼス著、ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)。アメリカの方で、ふだんは会社勤めをしながら、週末などにウルトラマラソンをしているのだそうです。ときには320kmを3日間眠ることなく走り続けたことも。

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 そんなクレージーとも言える彼が、どうして走り続けているのか・・そこに自己の存在を見いだしているからだというのです。読んでいると、そんな彼の強い意志が伝わってきます。

 さて私はどうかな。走ることがちょっと面白くなってきたくらい。これから先はまだ長い道のりがありそう。そして楽しみもいっぱいありそうです。

 まずは10月の50km完走を目指しています。さしずめ「55歳からのウルトラマラソン」といったところでしょうか。

投稿者 tsukada : 2012年08月24日 20:01