« 梅雨の中日 | メイン | 真っ白体験 »

2012年06月19日

訃報

 高校時代の恩師の先生が、先日亡くなられました。このところお具合が良くないとは聞いていたのですが、突然の訃報でした。

 2年生の時のクラス担任でしたが、3年間を通じて国語(古典)の授業を受けていました。私には文学的な素養はありませんが、意外かもしれませんが、国語でけっこう良い点をとっていました。

 現代国語では論説文、古典では漢文が得意。いずれも論理的な思考が問われることが多く、実は理系の人間には有利なのです。(文芸はやっぱり苦手ですが)

 恩師の授業は考えることも多く、楽しかったのを覚えています。担任の時には叱られたことも。

 私の高校時代というと、もう40年ほど前になります。そんな昔のことも、お通夜の席でお経を機器ながら思い起こしていました。

 恩師とは最近もときどきお会いすることがありました。目の不自由な奥さまと連れだって散歩されることが多く、その途中でお会いすることもありました。何年か前になりますが、お孫さんを診療に連れてこられたこともありました。

 いつもニコニコとし、温かく言葉かけしていただきました。温厚なお人柄が、お顔から、お姿から、お声からにじみでてくるようでした。

 高校の教師として心血を注いでこられただけではなく、市民芸術の推進のためにも貢献されてこられました。きっといつも忙しくされてこられたことでしょう。享年77歳。どうぞゆっくりされて下さい。合掌

投稿者 tsukada : 2012年06月19日 18:51