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2011年11月15日

首相は二枚舌というより・・

 国会でPTT加盟について、初めて論議されたようです。すでに野田総理大臣がオバマ米国大統領に直接参加の意向を伝え、世界中にそのニュースが送られているというのに、今やっとという気持ちとともに、今さらという気持ちをしています。

 野党である自民党の議員が、二枚舌ではないかと追及していました。民主党の中の慎重派は、参加したわけではなく、撤退もありうると、自分たちに都合よく解釈しています。しかしアメリカをはじめ、世界中は実質的に加盟の意思を表明したと受け止めています。言ってることが違うのではないか、という追及です。

 野田首相はどこでも同じことを言ってきたと答弁しました。確かにそうです。「加盟に向かって各国と協議に入る」と言っています。二枚舌ではないようです。

 問題はその解釈です。慎重派にとって、自分たちの主張が受け入れられ、参加しないこともありうると思い込ませる言い方になっている点です。政治家が得意な「玉虫色」?

 でもそれもヘンな話です。参加する意思があるから協議をするわけです。制度としても、すでに参加している国々の政府と議会の承諾がなければ参加できませんし、アメリカは正式協議に入るまでに事前協議を求めています(合わせると加盟するまでに数カ月以上必要で、その間にルールは先にできてしまうかも)。

 ですから、関係の国々と協議に入るというのは、加盟に向けた当然のステップです。もしストレートに「加盟します」と言っても、直ちに加盟できるわけでもなく、同じプロセスを踏んでいくことになります。

 そんな意味では、首相は二枚舌を使っているわけでもなく、慎重派が都合よく解釈できるような余地が残っている「玉虫色」でもないのです。参加します、参加させて下さいとハッキリ聞こえるように言っているのです。

 それでも交渉の途中で辞めることはいつでもできるから大丈夫という意見もありますが、それもどうなんでしょう。総理大臣が世界中に向けて発した言葉は国際的な約束事です。その看板を下ろすことは、世界から信用されなくなるでしょう。

 もっとも、元から信用されるような政治家でもなければ、重みのある言葉を発することもないので、何も心配することはないのかもしれませんが・・

 でもそんなことをしていると、日本という国と、私たち日本人が信用されなくなるなってしまうかもしれません。その場しのぎの言動は、あとで自分や周囲を苦しめることになりはしないかと心配しています。

投稿者 tsukada : 2011年11月15日 17:10