« はすまつり開催中 | メイン | LEDで大文字を!? »

2011年08月08日

電力事情が逼迫

 暑い一日でした。最高気温が34度を超え、猛暑日の一歩手前。今日は「立秋」だなんて、信じがたいですね。いくら暦の上でも・・。

 電気の使用量も増大するはずです。当地の電力会社である東北電力の電力事情は逼迫し、薄氷を踏むような一日でもありました。使用率は午前中に98%になり、午後はどうなるかと心配しましたが、なんとか乗り切ることができました。

 今日の最大電力は午後2時台の1,230万kWで、この時の供給力1,276万kW(96%)。この時、東京電力から110万kWの電力融通を受けていました(最大140万kWの融通枠があるそうです)。つまり東北電力の自前の供給量は1,176万kW・・需要をまかなうことができていません。逼迫ではなく、破綻状態になっていました。

 東北電力は震災で発電施設がそうとうダメージを受けています。原子力発電は全て止まり、火力発電所も被災してしまいました。さらに・・先々週の新潟福島豪雨によって数十か所の水力発電所が稼働できなくなっているというのです(約100kW)。

 当院でも節電に努めています。しかし診療や保育に差し支えてはいけないので、やはり限度があります。停電にならないか、ハラハラしながら一日を過ごしました。

 もし停電になっても、自家発電装置を稼働させることで医院の機能は何とか維持できるでしょう(十分とは言えないかもしれないけれど、必要最小限の機能はカバーできています)。また、東北電力の状況がさらに悪化している際には、医院としての節電(商用電力を使わないという意味で)のために、一部を自家発電でまかなうよう準備しています(それで停電を阻止できるわけではありませんが、「大河の一滴」ということでしょうか)。

 明日はまた猛暑になるようです。暑さで汗をかき、電力事情を見るたびに冷や汗をかくことになるでしょう。

投稿者 tsukada : 2011年08月08日 21:05