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2011年05月10日

野ざらし原発

 今朝は強い雨と風で目が覚めました。台風でも来たのかと思うほど。県内の他の地域には大雨洪水警報が出されていたようですが、被害はなかったでしょうか。

 こんな天気になると心配になるのが原発です。建屋が破壊され、堤防もない福島第一原発・・M9の大地震や巨大津波が来なくても、簡単に放射能が漏出してしまうのではないかと、気が気ではありません。

 事故を起こしてしまったことは仕方ありません。正しいことだと認めるわけではありませんが、事実であることは認めざるをえません。問題はその先です。

 事態を速やかに収束し、さらなる被害は最小にすること。それが今最も求められていることです。

 何をモタモタしているのかと思ってしまいます。雨風のことも心配しなければいけないなんて、どうなっているのでしょう。

 緊急事態には初動対応が肝心だということがよく分かります。最初の段階できちんとしたことができていないと、結局あとあとまでそれが響いて来ます。後手に回るというのはこのことでしょう。

 原発事故はあってはいけないこと・・そう考えていたことがそもそものまちがいでした。条件によっては起こりうることであり、その可能性をどうやって少なくし、もし起きた時でも被害を小さくし、直ちに収束しできるように対策を作っておく・・そうすべきでした。

 原発は基本的には危険なんです。それをどのようにコントロールし、役立たせるか・・ボタンを掛け違えたまま、直そうとして来なかったことが、今の事態を生んだのだと思います。

投稿者 tsukada : 2011年05月10日 23:59