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2011年03月08日

ワクチンのトラブル(3)

 先週突然接種見合わせになったヒブと肺炎球菌のワクチン接種・・今日厚労省の専門部会が開かれました。その結果が注目されていましたが、「引き続き接種を見合わせる」ことになりました。

 報道によれば、接種直後になくなった5例のうち3例は心臓病などの持病があり、他の例では乳幼児突然死症候群の可能性があるなど、ワクチン接種との直接の関係は考えにくいとのことでした。

 しかし完全に否定できるだけの情報が十分ではなく、当面は引き続き接種見合わせを続けるということです。部会では今月中に再度検討し、結論をだす方針だとも伝えられています。

 ということで、接種再開のGOサインは出ませんでした。とりあえず今月いっぱいは接種見合わせが続くことでしょう。明日からはまたワクチン予約をされている方に連絡をし、了解を求めることになります。

 これらのワクチン乳幼児の細菌性髄膜炎を予防するためのもの。その必要性は確かです。できれば接種を行い、赤ちゃんたちを重い感染症から守りたいと願っています。

 もちろん十分な安全性は重要ですし、必須条件です。きちんとした結論が出されることを引き続き待っていることにします。

投稿者 tsukada : 2011年03月08日 23:09