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2010年11月30日

あなたは公人

 海老蔵殴打事件と呼ばれているものが、毎日のニュースを賑わせています。正直に言って、どうでも良いことです。

 酒癖の悪い若造がケンカをして殴られた・・それだけのこと。それ以上は当事者間の問題で、世間が騒ぐことではありません。

 問題とすべきことは違います。「体調不良」を理由に翌日の記者会見をキャンセルした海老蔵さんが、よる遅くに帰宅したあとにすぐに外出し、繁華街に酒を飲みに出かけていることです。

 記者会見キャンセルの本当の理由はなんだったのか? 体調不良とはどんな意味だったのか? 彼にとっては記者会見とはどれほどの意味合いを持っているものなのか?

 あくまでも推測ですが、体調不良といった口実さえつければ、記者会見なんてほったらかしたって大丈夫。どうせ自分はビッグな存在。ファンだって、ダマすのは簡単。真面目にやっているのはバカらしい・・そんなふうに考えているんじゃないのかな、って思ってしまいます。

 それとも、「体調不良」というのは実はアルコール依存症のことであり、飲まずにはいられないということなのかも。それも、自宅ではなく華やかなところに出かけて行って、みんなに注目されながら、派手にケンカしないといられないのかな?

 そこまでいけば、あなたは病気ですよ。心を病んでいるのではありませんか?

 少なくても、アルコール依存症についてはきちんとしたカウンセリングを受けることをおすすめします。舞台はしばらくお休みということですから、必要な時間ができたという意味では、今回の殴打事件は不幸中の幸いかもしれませんよ。

投稿者 tsukada : 23:26

2010年11月28日

公園に虹

 午後からは冷たい雨が降る日曜日・・外出から戻ったところ、近くの公園に虹がかかっていました。

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 遠くの方は雨があがり、日が差していたようです。時刻はちょうど2時・・しゃれたことをしてくれます(^_-)

 11月最後の週末です。秋がもう終わりだということをしっかりと感じさせてくれます。

 医院の植栽も雪囲いをしてもらいました。これから寒くなっても大丈夫。春まで窮屈な思いをさせますが、ガマンしていて下さいね。

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投稿者 tsukada : 15:19

2010年11月27日

今週の感染症情報

◎胃腸炎↑
○おたふく
○溶連菌感染症
○マイコプラズマ
△水ぼうそう
※インフルエンザ
×麻疹
×風疹
--------------
ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)の流行がさらに拡大。
先週からまた倍増しました(35名→61名)。
秋の終わりから冬の初めに大きな流行がおきるのは例年と同じです。
春先まで流行が続くことが予想されます。
十分に注意していて下さい。
手洗い、うがいなど、日ごろから注意をしていて下さい。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)も引き続き流行中。
重い合併症がありますが、とくに聴力障害をおこして難聴になることもあります。
ぜひワクチン接種で予防して下さい。

溶連菌感染症、水ぼうそうなども引き続き流行しています。

投稿者 tsukada : 17:28

2010年11月26日

美味しい薪ストーブ

 我が家の冬の風物詩(?)である薪ストーブに、新しいお楽しみが加わりました。オーブンの役割です。

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 先日、ストーブを購入したお店に寄ったときに美味しそうなにおいがしていました。ピザを焼いたり、他にも料理をしていたのです。

 自宅で使っている薪ストーブは暖房用。オーブンになるストーブは別なもの・・と思っていたのが間違いでした。庫内に五徳を入れ、南部鉄器のフライパンを入れればオーブンとしても十分に使えることを、初めて知りました。

 その美味しさにつられて、その場で五徳などを購入。さっそくピザを焼いてみました。

 薪ストーブで体を暖め、つぎにお腹の中を満たしてくれる・・心まで温かくなりました。冷えたビールがいっそう美味しかったです。

 次は何を焼いて食べようかとワクワクしています。これで寒い夜はますます薪ストーブの前に陣取ること、間違いなし。

 そして・・春までにはメタボリック症候群になっていることも、間違いないかもしれません(T_T)

投稿者 tsukada : 19:00

2010年11月24日

この海の向こうに・・

 冬間近ではありますが、今日は良いお天気になりました。こんな日は外に出て、のんびりしたいもの。

 ちょうど今日は午後から出かける用がありました。嘱託医をしている小学校の就学前健診や、保育園児の健診です。街中から離れたところにあり、ちょっとしたドライブになりました。

 海岸沿いの国道なので、海岸線がきれいに見えます。ちょっと休憩して、写真を撮ってみました。

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 波は少し荒くなっていました。良いお天気にはなっていましたが、もうすぐそこまで冬がやって来ているようです。

 そしてこの海岸をまっすぐに進んでいくと・・朝鮮半島があります。北朝鮮からの砲撃によって、極端な緊張状態にあることはご承知のとおりです。

 もめ事を武力で解決しようとする姿勢そのものが、野蛮であり、受け入れられないこと。そんな国がこの海のすぐ向こうにあるかと思うと、ゾッとします。

 小春日和でのほほんとした気持ちが一挙に冷え込んでしまいました。

投稿者 tsukada : 17:18

2010年11月23日

緊張感のない日本

 みんなが予想していたとおり、法務大臣は「自発的に」辞任しました。本人はまだ未練があったように話をしていますし、事実上の更迭(こうてつ)であることは明らかですが、でも建前は違うようですね。

 自分で決断し、何があってもすべての責任を引き受ける・・そんな度量が首相には感じられません。自分が選んだ大臣が、その資質にもとる発言をしているのですから、幕引きは自分ですべきでしょう。

 形式上は辞任とすることで首相は自らの立場を守ったつもりなのでしょうが、逆に、とるべき責任をとらないでいることを明らかにしています。皮肉なものです。

 それでもまだ何とかなっているのは、日本だからなのでしょう。そのぬるさが日本の良いところでもあるのでしょうが。

 日本に一番近い朝鮮半島では、砲弾が飛び、戦争直前かと思えるような緊張状態になりました。韓国人兵士に死者がでて、民間人にも負傷者がでるなど、北朝鮮は本気で武力行使をしています。政権移譲の途中なので、北朝鮮もいろいろなシナリオを描き、周囲の反応を確かめているのでしょう。

 それに対して日本の首相は・・情報の収集に努めると言っただけ。ちょっとそれは違うでしょ。事務方が言う言葉ですよ。

 北朝鮮に対して毅然とした態度で、いけないことはいけないとハッキリ言わなくちゃ。情報はすでにメディアが伝えていますし、北朝鮮は韓国側を攻撃したことを認めています(先に仕掛けたのは韓国だと言っていますが)。当然、北朝鮮を非難する強いメッセージを期待していたのですが・・。

 北朝鮮にとっては、日本は相手にするほどの国ではないという、誤ったメッセージを暗に伝えたことになるでしょう。日本を直接相手にする必要はなく、米国を動かせばあとは何とでもなるだろうと思わせたに違いありません。

 菅首相・・あなたはいったい何をしたいのですか? 日本をどうしたいのですか? 眠そうに話をするのはポーズだと思っていたのですが、もしかしたら本当にそうなの? 政治にも興味がないので、さえない顔になっているの?

 緊張の走る朝鮮列島の隣で、緊張感のない国=日本の現状を憂います。

投稿者 tsukada : 23:50

2010年11月20日

今週の感染症情報

○胃腸炎↑
○おたふく↑
○溶連菌感染症↑
○マイコプラズマ
△水ぼうそう
※インフルエンザ
×麻疹
×風疹
--------------
ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)が先週から倍増(17名→35名)。
例年と同じく、やはり秋の終わりから冬の初めは大きな流行になりがちです。
(昨年は新型インフルエンザ流行があったためか、この時期にはほとんど発生がありませんでしたが)
手洗い、うがいなど、日ごろから注意をしていて下さい。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)もほぼ倍増(15名→27名)。
地域全体へ流行が拡大しています。
引き続き注意をお願いします。
(ワクチン接種で予防できます)

溶連菌感染症は倍以上の増加(8名→18名)。
やはり冬場に流行しやすい感染症です。
喉がとても痛くなり、熱がでる細菌性咽頭炎です。

インフルエンザが一部地域で散発的に発生しているとのことです。
遅くても年内にはワクチン接種をうけておいて下さい。

投稿者 tsukada : 17:31

2010年11月18日

政治家の資質を問う

 何と情けない政治家たち。自分の発言や行動がどんな意味合いを持ち、何をもたらすのか、分からずにいます。あとで慌てて修正しようとしても、インターネットの社会と同じように、それらを消し去ることはできません。

 法務大臣の発言もまた問題になりました。地元の政治集会で発した言葉です。国会の答弁は2つだけ知っていればできる・・「個別の事案については話せない」「法律に基づいて対処している」。

 野党はさっそく国会軽視だとして責任を追及していますし、おそらく辞任に追い込まれることでしょう。同情の余地もありません。

 もっとも軽視されるような国会のあり方そのものが問題なのかもしれません。そんな紋切り型で内容のない答弁しか引き出せない野党の力量のなさもまた問題でしょう。そして、そんな答弁は自民党が政権をとっていたころから脈々と続いていたように思います。野党になったからといって急に態度を変えて、攻撃しだすのは、天につばすることではないのかとも思いますが。

 支持者へのリップサービスで話したのでしょう。国会でおきていることをおもしろおかしく話したのかもしれません。その場の雰囲気を読んで、気を利かしたのでしょうか。優しい性格なのかもしれませんね。

 でも伝えるべきことを間違えています。政治集会で大臣という立場で話すのですから、政治の中でいったい何がおきているのか、民主党が何をしようとしているのか、自分は日本をどうしたいのか・・そういったことをしっかりと一般の方に伝えるのが役割でしょう。

 漫才師ではありません。パフォーマンスもいりません。マスコミ受けする必要はありません(今回の発言は、ある意味で「マスコミ受け」しましたが)。政治家として信念をもって活動している、その様子を丁寧に伝えるべきですし、現状を不安に思っている市民に対して、将来を見通せるメッセージをきちんと伝えるべきです。

 もっとも、そんな大志をもった政治家はいないといえばそれまでですが。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年11月16日

非公開の本当の理由

 「事実は小説よりも奇なり」・・そんな言葉を思い出させる事件でした。尖閣諸島沖の衝突映像流出にからんでの一連の動きです。「犯人捜し」が加熱する中で、海上保安官が名乗り出て、逮捕されるのかと思ったらそうもならず、任意聴取のまま。

 流出された映像がどれだけ「秘密性」があるのかが、検察の中でも問題視されている結果のようです。逆にいえば、公開されてしかるべきものだということなのかもしれません。

 そもそも政府がこの映像を非公開としたことが問題を複雑にしています。当初から公開されていれば、この海上保安官のような「犯罪者」は発生しませんでした。

 それにしてもなぜ政府が非公開にこだわったのか、疑問でした。公開していれば中国船の違法性は明らかであり、海上保安庁のとった船長の逮捕という行動を強く肯定することは明らかです。世界に対しても自らの立場をアピールすることができます。

 それなのに非公開にする・・そんなに中国のことが怖いの? 自分のしていることに自信がないの? いろんな疑問があったのですが、その理由がある週刊誌の記事を読んで分かりました。

 今週発売の「週刊AERA」(朝日新聞社)によれば、日本と中国の間には「密約」があったというのです。それはこういった出来事があったときに政治問題化するのを避けるというもの。トラブルがあっても交戦したり、逮捕したりはせず、事態を沈静化させるという内容なのだそうです。

 確かにそんな動きがありました。小泉純一郎が首相をしている当時、尖閣諸島に中国の活動家が上陸するという「事件」がありました。このときには彼らの身柄を確保し、そのまま中国に強制送還しています。今回のように逮捕したり、日本国内の法律で罰しようとはしていません。

 そんな「密約」があるにもかかわらず、今回は船長をはじめ、船員全員を逮捕しています。おそらく日本船にぶつけたあとに逃げようとしている中国船を追いかけ、そして捕まえたのでしょう。そのことに中国政府が強い不快感をもっているのかもしれません。

 そして日本政府も「密約」を破ってしまったという負い目が、映像の非公開という判断に至った理由なのではないか。あの映像の後半(今回の流出でもまだ公開されていない部分)に、中国人の逮捕というショッキングな内容が映っているはずですから。

 こうなったら映像の全てを公開するしか、この「事件」の全容を明らかにする手段はありません。そして、事件の本質をきちんと議論していく必要があります。政府の意図したことなのか、マスコミもこぞって「犯人捜し」に終始し、国民の目先をそらすことだけに熱心になっているような気がします。

 誰か、映像の後半を公開してくれる人はいませんか? (これは犯罪の教唆になるのかな?)

投稿者 tsukada : 23:59

2010年11月14日

晩秋の公園

 秋がいちだんと深まってきました。近くの公園は落ち葉でいっぱいになっています。

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 お散歩も落ち葉を踏みしめながら・・時にはかき分けながら。まるで冬の雪道をラッセルしながら進むように(←これはオーバーですが)。

 春にはサクラの花びらが地面をピンクに染めます。四季おりおりに表情を変えるのですね。(夏は見あたりませんが・・蒸し暑い空気かな?)

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 園内のブロンズ像も雪囲いをしてもらっていました。これで冬も暖かく過ごせますね。でも、どうせなら服を着させてあげたらいいのではとも思います。(基本的に裸の像が野外に並んでいることに、今でも違和感があります)

 そんなことを一人でブツブツと言いながら、小春日和の公園を1時間ほど散歩してきました。気持ちの良い休日でした。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年11月13日

今週の感染症情報

○胃腸炎↑
○おたふく
○マイコプラズマ
○溶連菌感染症
△水ぼうそう
※インフルエンザ
×麻疹
×風疹
--------------
今週はウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。
いきなり嘔吐が始まり、脱水も心配になります。
グッタリとしている時には早めに受診し、点滴治療などを受けて下さい。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は引き続き流行中。
溶連菌も目立っています。

インフルエンザが沖縄県と北海道で流行の兆しがあると報道されています。
それ以外の地域ではまだ散発的な発生で、本格的な流行はやはり1月~2月になりそうです。
インフルエンザ予防接種はぜひ年内にはすませておいて下さい。

投稿者 tsukada : 17:37

2010年11月12日

フリーペーパーの取材

 昨日、地元のフリーペーパー「トキっ子くらぶ」の取材を受けました。インフルエンザについて教えてほしいとのことでした。

 今はインフルエンザ予防接種を行っていますし、インフルエンザの流行も迫っています。昨年の新型インフルエンザ流行のことも思い出されます。そんな意味では、ちょうど良いタイミングです。

 いくつかの質問をあらかじめいただいていて、それに沿ってお話をしました。話し始めると長くなるのはいつものこと。2時間ほど話し続けてしまいました。

 インフルエンザの話題だけではなく、当院が子育て支援として取り組んでいる「わたぼうし病児保育室」の活動も紹介しました。記者の方は消化不良をおこしてしまったかも・・。

 インタビューの内容を1ページにまとめ、発行されます。今日はさっそくのそのゲラ刷りが手元に届き、内容の確認をしたところです。

 とりとめもなく、思いついたことを話していたのですが、ちゃんとまとまっていました。さすがプロの記者です。今月中には発行されるとのこと。出来上がりましたらHPでもご紹介したいと思います。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年11月10日

火入れ

 ぐんぐん気温が下がり、寒くなりました。冬はもうそこまでやってきています。

 我が家では薪ストーブも使い始めました。今シーズン初めてです。

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 さっそく愛犬のクッキーが、ストーブの前に陣取って暖まっていました。動物にとってもやっぱり寒さは苦手なんですね。気持ちよさそうに眠っていました。

 個人的にはストーブの「火入れ式」がすむと冬間近だと実感します。冬よ、どんと来い! そんな気持ちに切り替えたいと思います。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年11月09日

冬型の天候に

 寒い一日でした。一挙に冬になったかのよう。強くて冷たい雨と風が一日中吹いていました。

 実はまだ冬の準備をきちんとしていません。着る物もそうです。まだ真冬の防寒具を使うほどではありませんが、それなりの格好をしていないと寒いです。

 暖房はエアコンのスイッチを切り替えるだけなので簡単。ついこの間までは冷房でしたが、すでに暖房運転です。自動車の中も、エンジンが暖まり、暖かい空気が流れてくるのが待ち遠しいです。

 我が家の暖房と言えば・・薪ストーブ。出番までまだしばらくかかるかと思っていましたが、もうそろそろ使い初めてもいいようです。薪を運び入れ始めました。

 次の週末くらいが今シーズンのデビューになるかも。寒いのはイヤだけど、暖炉のことを思うと、それもまたいいかな、などと思っています。厳しい冬を楽しみたいものです(やせ我慢?)。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年11月08日

インフルエンザ流行開始?

 インフルエンザをめぐって気になるニュースを目にしました。秋田県のある病院で集団発生し、入院していた6名の高齢者の方が亡くなりました。A香港型が検出されたということです。

 まだ真冬でもなく、本格的な流行シーズンではないのにどうして今頃に?と疑問にも思います。おそらくインフルエンザウイルスはひっそりと人から人に伝染し、確実に少しずつ市中に広がっているのだと思います。

 北海道と沖縄ではインフルエンザの患者さんが増加しているというニュースもありました。流行の目安である1医療機関・1週あたり1.0人を越えて発生しているということです。本格的な流行ではありませんが、やはり心配です。検出されるウイルスは2/3ほどが新型だそうです、

 北海道は平野部でもすでに雪が降ったりと、冬のような気候になっているようですので、もしかしたらいつ流行が始まっても不思議ではないかもしれません。

 気候も位置も正反対の沖縄で発生が多くなったというのはどうしてなのでしょう。昨年の新型インフルエンザの流行も、本格的には夏に沖縄で流行したのがスタートでした。それを思うと、今後急速に日本中に拡がってはこないかと、やはり心配になります。

 今シーズンのワクチンには、「A香港型」も「新型」も含まれています。現在はその接種を行っています。例年以上の体制を作り、できるだけ多くの方に接種を受けていただけるよう努力しているのは、どの医療機関でもいっしょでしょう。

 当院でも12月終わりまで接種を行いますが、流行が年内に始まらないことを願っています。そして、今年のワクチンがちゃんと効果のあることも。

投稿者 tsukada : 22:52

2010年11月06日

今週の感染症情報

○おたふく↑
○マイコプラズマ
△溶連菌感染症↑
△胃腸炎
△水ぼうそう
※インフルエンザ
×麻疹
×風疹
--------------
11月に入り、新潟では寒い日が多くなっています。
幸いインフルエンザの流行はまだ始まっていませんが、風邪などが多くなっています。
体調に気をつけてお過ごし下さい。

今週はおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の発生がまた増加。
大半は大きく耳下腺が腫れ、熱や痛みがありますが、ときに腫れが軽く診断に苦慮することもあります。
ワクチンは有効。
任意接種ですが、ぜひ受けておいて下さい、

溶連菌感染症も増加。喉がとても痛く、熱のでる細菌感染です。
抗生物質をきちんと使う必要があります。

現在インフルエンザ予防接種を行っています。
今シーズンはワクチン供給量が十分なために「優先順位」はありません。
しかし昨年と同様に、妊婦さん、喘息などの呼吸器疾患をもつ子どもたちなどはワクチン接種の必要は高いです。
必ず受けるようにして下さい。

投稿者 tsukada : 16:50

2010年11月05日

事実のチカラ

 眠い一日でした。原因はYouTube。例の尖閣諸島での中国船衝突事件の録画ビデオが流出しているというニュースを見て、さっそく探しました。

 2回の衝突の「現場」を見ました。40数分の全てを。いずれも故意に、中国船がぶつけてきたことは明白です。こんなクリアーな証拠ビデオが、どうして「非公開」の扱いになっているのか、そのことが不思議でなりません。

 日本人として日本政府の主張を理解し、賛成したいと思っていましたが、言葉だけで状況説明をされてもなかなか伝わってきませんでした。中国政府と中国国民の猛烈な抗議を目にして、もしかしたら真相は?という疑念が少し生まれていました。

 しかしビデオは語っています。そんな疑念は完全に払拭されました。もしこの事実がもっと早く知らされていれば、中国との関係もまた変わったものになっていたかもしれません。

 真実を正しく伝える・・そのことの重要さをあらためて感じたところです。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年11月04日

地域格差

 昨日は日本の地域格差を実感した一日でした・・といってもお天気の話ですが。

 所用があり、朝早く自動車で東京に向かいました。出発時、新潟は雨。前日よりも小降りになってはいましたが、暗くて寒い雨空の中を運転していきました。

 長野県に入ったあたりで雨がやみ、少し進むと快晴に。暖かい日差しのもとを進んでいきました。上信越道を進んで群馬県に、さらに関越道に入って埼玉県、そして東京都に進むにつれ、気温も高くなり、半袖でも汗ばむような陽気でした。

 用をすませて夕方から帰途に向かいましたが、新潟県に帰ってくると、お天気は悪くなり、また雨の中を自宅に戻りました。

 日本列島を縦断し、日本海側と太平洋側を往復しましたが、天候の違いは著しいものがありますね。これから冬のシーズンは、こんな情景が毎日にようにくり返されることでしょう。

 「裏日本」という名前は今は使ってはいませんが、それは日本海側の人たちに遠慮をしているからなのでしょう。実際にそこに住んでいる者としては、やっぱり「裏日本」というイメージを自身でもってしまいます。

 でもそんな地域ですが、元気に生きていますよ。寒さをものともせず、頑張っています。これからもっと厳しい季節になりますが、冬もどんとやってこい!という心意気です。

 ・・そんなふうに自分を奮い立たせないといけないところが、やっぱり「裏日本」の特徴なのかもしれませんが。

投稿者 tsukada : 22:58

2010年11月01日

11月になりました

 今日から11月。今年のあと2か月だと思うと、月日のたつのは早いものです。ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、もう冬間近なのですから。

 昨日の良いお天気から一転して、今日はときおり強い雨の降る一日になりました。小児科外来も風邪ひきさんが増えてきて、今日も大忙しでした。

 これからの時期は胃腸炎が多くなります。例年、秋の終わりから初冬にかけて大流行するものです。昨年は例外で、ちょうど新型インフルエンザの大流行があったために、胃腸炎ウイルスは遠慮して(?)ひっそりしていました。

 今年はインフルエンザの流行は例年と同じように1〜2月と予想されています。そうすると、インフルエンザが大きな顔をする前に胃腸炎が先に勢力を誇示することでしょう。

 寒さがしだいに厳しくなると、そんなウイルスの動向も気になってきます。どうぞ体調に十分気をつけて下さい。また、どんな感染症が流行しているかといった情報もたえず把握しておかれるようにして下さい。

 ちなみに当地では今おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)が流行中です。おそらく全国的な傾向だと思います。あらかじめワクチン接種をしておくとほとんどかからなくてすむはずです。まだかかっていない方は、早めに接種を受けておかれるようお願いします。(今はちょうどインフルエンザ予防接種のシーズンですので、日程を決めるのがむずかしいかもしれませんが)

投稿者 tsukada : 21:36