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2010年10月31日

秋の気配

 台風14号が日本列島をかすめていきました。新潟では少し雨や風が吹いた程度でしたが、各地の様子はいかただったでしょうか。

 先週は急に寒くなり、もう冬かと思うようなお天気でした。でも今日は秋晴れ。外にいるのが心地よいです。

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 公園のお堀に広がっていた蓮畑(?)は、葉も朽ちてだんだんさびしくなってきました。遠くの見える山にはうっすら雪が見えるようです。

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 園内の木々は早々と雪囲いをしてもらっていました。今日はちょっと暑苦しいかも・・。

 愛犬クッキーも久しぶりのお散歩。もう少ししたら冬になり、外遊びもできなくなります。今日は秋を満喫したかな。

投稿者 tsukada : 14:11

2010年10月30日

今週の感染症情報

○おたふく
○マイコプラズマ
△胃腸炎↑
△溶連菌感染症
△手足口病
△水ぼうそう
△ヘルパンギーナ
※インフルエンザ
×麻疹
×風疹
--------------
今週は急に寒くなり、そのためか感冒などで受診する子どもたちが増えたようです。
体調管理に気をつけていて下さい。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は引き続き流行中。
特定の保育園・幼稚園での集団発生から、しだいに地域全体に拡がってきたようです。
あらかじめワクチン接種を受けておくと予防できます。
まだかかっていない方は早めにすませて下さい(任意接種)。

ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)もやや増加。
寒い季節には流行しますので、今後より注意が必要です。

インフルエンザは当地ではまだ発生していません。
県内のある地域で学級閉鎖があったという情報があります。
昨年とは違って、1~2月に流行しそうですが、やはり注意はしていて下さい。

投稿者 tsukada : 16:27

2010年10月29日

停電直前

 今週は気温がぐんぐんと下がり、初冬のようなお天気です。寒くなり、暖房も使い始めました。例年よりずいぶん早いようです。

 暖房の準備もあまりしていませんでした。エアコンは冷房から切り替えるだけでいいのですが、医院の全館暖房や床暖房は、温水器の試運転をしないまま本格稼働。使ってみて問題がなければ大丈夫のはず・・けっこういいかげんな対応です。

 このところ毎日気にしているのが電気の使用量。電気代が高額になり経営を圧迫・・そんな事態もないわけではないのですが、それ以上に心配なのが停電にならないかどうか。

 電気使用量が多くなりすぎるとブレーカーが作動し、通電を遮断します。今年の冬に2回も経験しています。その後、電気の使用量をモニターし、一定の量以下で電気を使用するようにしていますが、今週はその「危険域」に達してしまいそうな日もありました。

 とくに朝一番でエアコンの暖房を一斉につける時になりやすいよう。とりあえず大きな部屋をあたため、その後小さな部屋の暖房を使う。灯油など、電気をつかわずにすむ暖房を優先的に使う。そんな対処をして、電気使用量を抑えるようにしています。

 万一停電になっても、電子カルテはそのまま使えるようになっていますし、自家発電装置もフルに使えばとりあえずの診療は継続できるようにしてあります。とはいえ、やはり停電はないようがいいに決まっています。まして院内で「オウンゴール」のような停電は避けたいですし、避けることができるはず。

 電気使用量のモニターとにらめっこしていた一週間でした。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月28日

夏と冬が同居

 急にやって来た冬・・支度もまだ十分にはできておらず、まるで不意打ち。夏物はしまっていないし、冬物はまだ出していないという方も多いのでは。

 我が家も似たような状態です。今には扇風機と電気ストーブが同居。エアコンの設定は冷房のままになっている部屋もあります。

 徐々に寒くなってくれれば体は慣れてくれると思いますが、急な変化は厳しいです。歳のせいもあるでしょうが。

 風邪などが増えているようです。体調に気をつけてお過ごし下さい。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月27日

任務終了

 看護大学での講義が終了しました。90分の授業を5コマ。3週間にわたって小児科学の一部を担当しました。

 基本は臨床医。教員でもなく、研究者でもない私ですから、看護学生さん方にどれくらい分かっていただけたか、あまり自信はないのですが・・

 どうも私の授業はスライドを作りすぎてしまうキライがあり、その説明に時間がかかっているようです。実際にすべての内容について講義することができず、残りは「自宅学習」をお願いしてしまいました。

 小児科はどうしても範囲が膨大です。内科のほぼ全ての科に関連がありますし、それ以外に発達などの小児科特有の分野もあります。

 小児科の勉強は何をしていいのか分からないという声も聞きますが・・小児科の全体を理解することは内科全体の理解に役立つはずです。内科の知識をしっかり身につけると、小児科の大半も自動的に勉強が進むことにつながります。

 3日間にわたって行った講義を通じて、看護学生さんが小児科、あるいは医学全般をよりしっかりと学ぶ機会になってくれていたことを思っています。勉強することがいっぱいあって大変ですが、それぞれの夢に向かって一歩一歩学習を深めていって下さい。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月25日

肌寒くなりました

 昨夜から雨模様。降り方はさほど強くはありませんが、確実に大地を冷やしています。気温が下がり、肌寒く感じるようになりました。

 通勤時の自動車の中も、軽く暖房をかけてみました。今シーズン初です。やっぱり秋ですね。

 先日、雪囲いはまだ早いのではないかと書きましたが・・そうではなかったようです。季節を先回りしてお仕事をされているわけで、失礼をいたしました。

 秋が深まってくると、やはり感冒や胃腸炎など、冬場の感染症が次第に多くなって来ます。外来もやはり多くの子どもたちが来院するようになりました。

 今日は休み明けなのでいつも以上に患者さんが多い・・そう思っていたら、特殊事情(?)がありました。この週末に、文化祭などの行事が行われていて、その代休をとっている学校が多く、受診しやすい状況。

 それに、作品作りなどで先週は無理をしていた子どもたちが多かったのかもしれません。その疲れからか、風邪をひいたというお子さんもおられました。

 小児科外来はさまざまな形で社会的な影響を受けるものだと理解したしだいです。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月24日

臨時執務室

 今日は市内の休日診療所で一日勤務。日曜は開業医も病院の外来もお休みですから、病気やケガの時にはさぞ心細いことでしょう。医師会所属の医師が当番制で受け持ち、市民の安心のために休日返上で仕事にあたっています。

 休日診療所の医局(医師の控え室)にはテレビ以外には何もありません。空き時間には本を読んだりしています。

 私はいくつかの仕事を抱えているので、患者さんのおられない時間は「宝」。効率は医院や自宅よりも悪いかもしれませんが、他にすることがないので集中して仕事ができるのは利点です。

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 そのために持ち込んだのがこれらの機材。デスクトップパソコンで原稿を書いたり、講義資料に目を通したりします。iPadは必需品。どこにいくにも持ち歩いています。私の場合はすぐに立ち上がる(あるいは、いつも立ち上がっている)パソコンとして大活躍です。

 iPhoneは音楽を聞くために使っています(電話もできるのですが、実際には通話したことはありません)。もう1つは電話回線を無線ランで使えるようにする端末で、iPadでインターネットを見たりするときに使っています。

 まるで臨時執務室といった感があるでしょ。モノをそろえることで満足している様子がよく分かりますね。

 休日診療所に行き、まず行うのがこれらの道具を机の上に並べること。さあ今日は集中して、残っている仕事を片付けるぞ!と意気込んでいました・・でもすぐに診療が始まり、患者さんもそこそこに多かったので、実際にはあまり長い時間、自分の仕事をすることはできませんでした。

 結局まだどの仕事も中途で切り上げ、撤収してきました。今週は月末の仕事も重なってきます。頑張らなくては。

投稿者 tsukada : 16:15

2010年10月23日

今週の感染症情報

○おたふく↑
○マイコプラズマ
△胃腸炎
△溶連菌感染症
△手足口病
※インフルエンザ
×水ぼうそう
×ヘルパンギーナ
×麻疹
×風疹
--------------
当地ではおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の発生数が増加しています。
いくつかの保育園・幼稚園で流行しています。
今後さらに地域全体の流行に拡大する可能性もあります。
ワクチン接種で予防可能。任意接種ですが、ぜひ受けておかれるようお勧めしています。

ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)がやや増加傾向。
冬に流行する感染症なので、今後発生数が多くなることもあります。

インフルエンザ予防接種を行っています。
昨年の「新型」も加わったワクチンで、今シーズンは1種類です。
ぜに年内に受けられるようお願いします。

投稿者 tsukada : 13:41

2010年10月22日

もう雪囲い?

 日中は天気がよく暖かく過ごしています。時間によっては冷房を軽くかけることもあります。でも朝晩はやはり気温が下がりますね。半袖では肌寒いくらい(って当たり前ですが)。

 近くの公園では雪囲いが始まりました。もうすぐそこまで冬がやってきているんですね。まだ実感できませんが。

 早々と囲われた木々も、きっと同じ思いなのでは。まだそんなに寒くないし、むしろ太陽がポカポカしているのに「厚着」させられて迷惑かも。

 公園に遊びに来る人たちにとっても、秋の良いお天気のもと、もう少し緑を楽しんでいたいのではないのかな、などとも思います。

 雪囲いの日程が例年通りなのかもしれませんが、天候にも配慮するような「気配り」があってもいいのかな、などと思った次第です。

 明日も日中は初夏のような暖かい日になりそうです。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月20日

フォーラム

 先日開催しました「上越子育てフォーラム」の様子が、今日、地元のローカル紙『上越タイムス』に紹介されました。参考までにご紹介いたします。

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 明橋大二先生のご講演風景を写真で大きく紹介していただきました。記事もしっかりと書いていただいます。

 主催者として、このように取り上げていただき、とても嬉しいです。フォーラムを開催して良かったと、あらためて感じた次第です。

投稿者 tsukada : 22:00

2010年10月18日

おたふくかぜワクチンは忘れられている?

 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の流行が拡大しています。夏場は少しずつの発生でしたが、秋になり患者数が増加中。

 当院に併設のわたぼうし病児保育室では、今日はお預かりした8人のお子さんのうち6人がおたふくかぜ。やはり流行が拡がっていることを実感します。

 おたふくかぜはウイルスによる感染症(ムンプスウイルス)。潜伏期は2〜3週間。飛沫感染(唾液中にウイルスが大量にでてきます)。主に耳下腺が腫れ、痛みと熱を伴います(最初に数日)。腫れは1週間ほど続き、腫れがなくなるまで登園・登校が停止になります。

 合併症がしばしば問題になります。中枢神経(脳)の中に入り込みやすい性質をもっていて、髄膜炎は頻繁におきてきます(多くは軽症で、経過を見るだけで治癒しますが)。難聴もおきます。完全に聴力を失うこともあります(片側だけにおきるのは幸いです)。

 思春期以降で罹患すると、男性では副睾丸炎、女性では卵巣炎をおこすことがあります(男性は30%、女性は7%の頻度)。精子や卵子を作る働きがなくなってしまいます。不妊の原因になりうるのですが、通常は片側だけにおきるので、実際には不妊になることは少ないようです。

 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)はけっして軽い感染症ではありません。できればかからせたくない。でも・・先進国の中でおたふくが流行して困っているのは日本くらい。アメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国などでは、おたふくかぜの発生はほとんどなくなっています。

 その違いは予防接種です。ワクチンでおたふくかぜを予防できます。先進国のほとんどはすべての子どもたちにおたふくワクチンを接種しています。でも日本は・・あまり受けていません。

 それは日本では「任意接種」という扱いだからです。希望される方だけが、自分で全額を支払ってワクチンを受けます。もし何かトラブルがあっても、国には関係がなく、個人と医療機関との間で対応することになります(医薬品としてのワクチンに問題があれば製薬メーカーも関係してきます)。

 おたふくかぜワクチンはそうとう長い歴史があり、有効性の高さとともに副作用の少なさは証明されています。それなのにまだ法律に定める予防接種としては扱われていません。やはり日本はワクチン後進国といわざるをえません。

 このところ新しいワクチンが話題になっています。子宮頸がんワクチンの公費助成の話も進んでいるようです。小児用のヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンもいっしょに助成することになりそうだと、マスコミでは報道されています。

 それはそれで大切なことですが、すでに長く使われているおたふくかぜワクチンは、どうして忘れられているのでしょう。水ぼうそう(水痘)ワクチンも同じ扱いです。

 日本の予防接種のあり方を、一からすべて見直し、作り直す必要があります。子どもたちや国民のために何が必要なのか、きちんと議論を組み立てていきましょう。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月17日

フォーラム終了

 第5回上越子育てフォーラムは、昨日開催し、多くの方にご参加いただきました。

 子育て界?の大御所=明橋大二先生には、今回で二回目のご講演をしていただきましたが、とても分かりやすく、でも一番大切なことを教えていただきました。

 先生が強調されたのは、子どもたちの自信のなさでした。自尊感情を高めるような子育てをするためにはどうすればいいか、色んなケースを通してはなしていただきました。

 後半は質疑応答。会場にお越しいただいた方からのご質問に明橋先生に答えていただきました。私と、フォーラムの共同主催者であるNPO法人マミーズネットの中條代表も加わり、やはり質問に答えたり、上越の子育て支援について、それぞれの思いを語ったりしました。

 最後は・・当院のイメージソング「またあした元気になれるから」を生ギターで歌ってしまいました。予定にはなかったのですが、当日昼に打合わせをしていた時に、明橋先生からお話があり、急きょ用意をしました。全然練習もしていなかったので、歌詞もコードも忘れていたし、指も動きませんでしたが、勢いでやってしまいました。

 15年も前の歌で、ほとんどその存在すら忘れ去られた歌ではありますが、私にとっては唯一の作詞であり、大切な歌です。その中のメッセージは今でも色あせてはいないのだと思っています。

 下手な歌とギターを聞かされて迷惑だったでしょう。お付き合いいただき、感謝です。そしてそんな機会を作っていただいた明橋先生にも感謝です。

 フォーラムの様子は地元のテレビ局JCV(上越ケーブルビジョン)で放映されるそうです。どうぞご覧ください。

 また明橋先生のご著書「子育てハッピーアドバイス」シリーズが多数発行されています。ぜひお読みいただきますようご案内いたします。

投稿者 tsukada : 23:28

2010年10月16日

今週の感染症情報

○マイコプラズマ
○おたふく
△溶連菌感染症
△手足口病
△胃腸炎
△水ぼうそう
※インフルエンザ
×ヘルパンギーナ
×麻疹
×風疹
--------------
今週も感染症の大きな流行はおきていません。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)がやや増加。園によっては流行が拡大しています。
耳のすぐ近くの耳下腺が腫れ、熱や痛みがでます。1週間ほどは欠席に。
ワクチン接種で予防が可能です。任意接種ですが、ぜひ受けて下さい。

その他はみな少なめ。
溶連菌感染症、ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)、水ぼうそう(水痘)がやや増加。いずれも冬場に多くなります。

インフルエンザ予防接種がすでに始まっています。昨年の新型も加わったワクチン。
今シーズンは1~2月に流行しそう。ぜに年内に受けて下さい。

投稿者 tsukada : 17:24

2010年10月15日

明日はフォーラム

 当院が主催する「第5回上越子育てフォーラム」がいよいよ明日開催です。今回は市内のNPO法人「マミーズネット」との共催です。

 特別講演は明橋大二先生。先生のご著書「子育てハッピーアドバイス」シリーズは10種類以上、総計で300万部以上発行され、最近は韓国や台湾など海外でも発行されているのだそうです。

 先生の本を読まれて、大ファンになった方が当地でもたくさんおられます(私もその一人です)。先生のご講演をきっと楽しみにされていることでしょう。

 多少は席に余裕があります。明日の午後1時半よりリージョンプラザ上越で行われます。申込みなどは明日午前中、当院へどうぞ。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月13日

今日は大学へ

 私的なことですが、看護大学での講義の第1日目が終了しました。90分授業を5コマ。それを3週間にわたっておこないます。昨日はその初日でした。

 1コマ目が「感染症」、2コマ目が「呼吸器疾患」。いずれも小児科領域ではとても大きなテーマで、内容も豊富。90分では語りきれない・・そう思っていましたが、やはりそうでした。「感染症」だけで2コマを使ってしまいました。それでもけっこう飛ばして話していたのですが。

 総論部分に時間がかかり、さらに昨年の「新型インフルエンザ」関連が多くなりました。時間のコントロールができないといえばそれまでですが。

 こんなペースでやっているといつ終わるか不安になりますが・・次回はもっとペースをあげることにします。

 とりあえず無事(?)終わったことをご報告いたします。ふだんは小さい子どもたち相手に仕事をしているので、若い学生さん方を前にして、まじめな話をするのは疲れるものですね。来週もまた頑張ります!

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月12日

明日は看護大学で講義

 連休があけて、また普通の生活に戻ってきました。連休疲れはありませんか? 旅行にでかけても、家でゆっくりしていても、やっぱり疲れるものです。きっと今日は日本中でたくさんのアクビが発生していたことでしょう。

 秋口は感染症の発生が少なく、小児科はわりとヒマな時期のはずなのですが、今日はそうではありませんでした。やっぱり連休明けは忙しくなりますね。

 インフルエンザ予防接種も加わり、忙しさは倍加。こんな日がしばらく続きそう。それでも、昨年は片方ですでに新型インフルエンザが流行し始め、一方でその予防接種をするという、未曾有(みぞう)の事態でしたので、それに比べればまだラクな方かもしれません。

 ただ、個人的にはやっぱり忙しくしています。明日から3週続けて看護大学での講義(臨床小児科学)があります。資料の準備は終わっていますが、持って行くパソコンの調整などに時間がかかっています。直前にならないと取り組まない悪いクセに、自分ながらあきれています(でも反省しないから、いつもまた同じ思いになりますが)。

 今週土曜には当院主催の「第5回上越子育てフォーラム」があります。講師の明橋大二先生との打ち合わせも前日夜に予定されていて、今週はまた走り回ることになりそうです。

 もっとも大学の講義も子育てフォーラムも、小児医療や小児保健という私の専門分野について広く知っていただく場です。とても楽しみにしていますので、準備も苦になりません。

 とりあえず明日午後、看護大学に伺います。看護学生さんがた、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 tsukada : 22:32

2010年10月11日

体育の日

 今日は「体育の日」でお休み。ハッピーマンデーの対象で、固定した日にちではないので、果たして何の日か、すぐには思い出せませんでした。

 昼のワイドショーでは、皇族の愛子ちゃんが小学校の運動会に出られた様子を映し出していました。そんなのを見て、やっと体育の日という実感が持てた次第です(といっても、運動会は雨のために2日間順延し、今日になっただけのようですが)。

 週末に東京や茨城に行ってきて、わりと運動しました。都会に行くとよく歩きます。駅には長い階段や通路があります。できるだけエレベーターを使わずに階段を利用するようにしているのですが、けっこうな運動量ですね。

 駅からでても、地図の上では会場はすぐ近くのように見えても、歩くとなかなかたどり着きません。一汗かいて会場入り。宴会前の軽い運動・・そのあとのビールが美味しかったです(^^)

 田舎にいると歩きません。家から職場に向かうのも自家用車。ちょっとした買い物に行くにも、やっぱり車に乗っています。日ごろからもっと歩くようにしていれば、駅の階段で息を切らすことはないはずなのに。

 東京の方は実は長寿だというデータがあります。医療環境が整っていることもあるかもしれませんが、毎日いっぱい歩いていることが健康で長生きできることにつながっているのでしょうね。

 それにしても、都会の人たちは歩くのが速い! のんびり歩いているとどんどん追い越されていきます。流れにのって歩いていないと危険すら感じます。もう少しゆったりしてもいいのでは。

 そんなことも感じた「体育の日」でした。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月10日

走り続けた2日間

 直下の群発地震で怖い思いをした先週末から一週間・・結局それからは地震はおきず、また普通の日々に戻っています。

 こうなると冷めやすいのが日本人。あれだけ日頃からの備えは大切と言ってたのに、もうすっかり忘れてしまいそうです。

 そして心穏やかに過ごす週末をむかえることができるはずなのですが、そうはいかないのが私の日常。三大イベントで走り回っていました。

 一つはインフルエンザ予防接種。昨日は当院恒例の土曜午後ワクチン外来の初日でした。昨年、新型インフルエンザ流行に備えた隔離棟の隠れた効果をいかんなく発揮。通常の診察室も使い、2会場体制で多くの子どもたちへの接種をスムーズに行えています。

 院長や看護師などは2つの会場を文字どおり走り続けです。けっこう運動量があるかも。

 2つ目は高校の同期会。今回は東京で行われたので、夕方電車に走り乗りました。会場についた時には宴たけなわ。みんなはずいぶん出来上がっていましたよ。二次会、三次会と夜中まで飲んでしゃべり続けました。

 高校を卒業して35が経ちました。貫禄のついたヤツもいますし、もうお孫さんがいる者も(私もその一人ですが)。

 恩師の先生がたも何名かきておられ、お元気にされている様子を拝見し、とても懐かしく、そしてうれしく思いました。

 次は5年後になるようです。そのころはそろそろ還暦・・。私はどうなっているのか? (まだ毎日子どもたちの診療をし、飽きずにこの「院長ブログ」を書いているでしょう)

 最後は筑波で勉強会。小児科医のための生涯教育のプログラムを受講してきました。ふだんあんまり勉強をしていないので、色んなことを教えてもらい、新鮮でした。知識のブラッシュアップだけではなく、小児医療に燃えている先生がたの熱い思いをしっかり感じてきました。

 実は今朝は厳しかったです。昨夜はしっかり飲んで、睡眠時間も少ないのに、頑張って6時過ぎに起き、ホテルを飛び出し、7時の電車に乗りました。筑波までの一時間が安眠タイムでしたが。

 ということで走り回った週末でした。

 走ったといえば、当地で昨日100kmマラソンがありました。当院の職員も二人が参加し、二人とも完走! すごいパワーです。私が走り回っていたなんて、彼女たちに比べれば恥ずかしい話です( ; ; )

投稿者 tsukada : 18:48

2010年10月09日

今週の感染症情報

○マイコプラズマ
○おたふく
△溶連菌感染症
△手足口病
※インフルエンザ
×ヘルパンギーナ
×胃腸炎
×水ぼうそう
×麻疹
×風疹
--------------
今週も感染症の大きな流行はおきていません。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)がやや目立ちます。
ワクチン接種で予防が可能です。
任意接種ですが、ぜひ受けて下さい。

その他はみな少なめ。
夏かぜはほとんど見かけなくなっています。
水ぼうそう(水痘)、ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)などは冬場に多くなってくることでしょう。

インフルエンザ予防接種がすでに始まっています。
「新型」と「季節性」が統合したワクチンです。
12歳以下は2回、13歳以上は1回の接種です。
ぜひ早めに接種を受けておいて下さい。

投稿者 tsukada : 13:35

2010年10月08日

違法コピー?

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 私のパソコンの前に積み上がっている白いディスクが何だか分かりますか? ご期待に反して(?)裏DVDではありません。当院のイメージソング「またあした元気になれるから」のCDを作っているのです。

 私が作詞し、プロの作曲家=たかしまあきひこさんに作曲してもらい、やはりプロの童謡歌手=岡崎裕美さんに歌っていただいてできたCDです。医院の開院5周年を記念して作りましたので、もう15年も前になりました。

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 当時はシングルCDというと8センチのミニサイズ。可愛い大きさのCDでしたが、いつのまにか姿を消してしまいました。今ではシングルでも大きなサイズのCDを使っています。

 当院で作ったCDもミニでしたが、最近では再生するCDプレーヤーも少なくなり、世の中から忘れられようとしています(決して歌が忘れられたのではなく、そのCDの大きさゆえに起きている事象なのだとお考え下さい)。

 そこで「イメージソング再生計画」を作りました。普通の大きさのCDに作り直すのです。これでまたあの歌声も復活するかもしれない。いやもしかしたら大ヒットになるのかも・・。

 そんな夢を見ながら(妄想?)、コツコツと私のパソコンで作り続けました。そして3日ほどかけてとりあえず200枚が完成したところです。

 来週土曜日(16日)、当院とNPO法人マミーズネットの共催で「上越子育てフォーラム」が開催されます。その時に来場された方へ、当院からのプレゼントとしてお渡ししようと考えています。

 以前は500円で売っていましたが(売り上げは全額「世界の子どもにワクチンを・日本委員会」へ寄付しています)、今回は無料。タダほど高いものはないということかもしれませんが・・。

 この歌には私から子どもたちへのメッセージが込められています(というよりメッセージそのもの)。15年たっても変わっていません。色あせることはないと信じています。

 「子育てフォーラム」で、子育て界のヒーロー(?)明橋大二先生の有り難いお話をお聞きになったあと、家に帰って「またあした元気になれるから」を聴いていただき、そして何かを感じてもらえるといいな。そんな淡い願いをいだきながら、CDのダビングにいそしんでいました。

※「またあした元気になれるから」はこのHP内でお聴きいただけます。トップのページへもどり、「イメージソング」のページへ進んで下さい。ぜひご試聴をおねがいします。

投稿者 tsukada : 22:42

2010年10月07日

素直ではない断層

 先週末に大きな地震が相次いだ当地ですが、その後はひっそりしています。この地域の断層がギザギザしていて、断層の破断が1回では終わらないからなのだそうです。

 逆に、さほど大きくない地震がこまめのおきて、エネルギーが放出し続けてくれた方が、巨大地震がおきずにすむ・・そんな見方もできそうです。

 地震学者ではないので本当のことは分かりません。あんまり楽観視することもいけないでしょうし、ことさらに怖がることもないのだとも思います。

 もっとも学者さんだって、本当のことがすべて分かっているとも限りません。「真実」がどんどん変わっていくのは、たびたび見聞きすることです。医学の知識もそう。固定的・絶対的に捉えることが問題で、たえず疑ってかかることも大切なのでしょう。

 昨日ノーベル化学賞に日本人がお二人、受賞されるという知らせがありました。基礎分野の研究でしっかりとした業績をあげてこられたようです。日本人もなかなかやるじゃない・・素直に嬉しいです。

 きっとこの方々も、科学者として真理を追い求め続けたのでしょう。そしてまだそれは続いているのだと思います。業績もそうですが、そういった姿勢が評価されたといってもいいかもしれません。

 ところで当地のような地層は珍しいのでしょうか。まっすぐではない断層・・素直ではない土地の上に育ったから、私は素直に育たなかった? 私らしい土地ということなのかもしれません(T_T)

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月05日

いよいよワクチン接種開始

 当院では今日、インフルエンザ予防接種を開始しました。さっそく数十人の子どもたちにワクチン接種を受けてもらいました。

 今シーズンのワクチンは、昨年の「新型」も加わって1種類。12歳以下は2回、13歳以上は1回です。料金や補助額といったお金の面では昨年と違っていますが、ワクチンの受け方は同じです。

 当院では多くの子どもたちに接種を受けていただけるように専門外来を設けています。平日昼のほか、土曜午後にも特設の外来を行います。今週末から始まって12月中旬まで。合計10回、足かけ3か月に渡る長丁場になります。

 昨年の新型インフルエンザ予防接種の際にはこれだけでは足りず、さらに日曜、水曜午後、平日夜にもワクチン外来を行っていました。今年はそこまではしなくてもいいようなので、昨年に比べればラク?

 さらに昨年は秋にはすでに新型インフルエンザの流行が始まっていました。医院の中でワクチン接種とインフルエンザの診療を同時進行するという前代未聞、史上初めての非常事態がありました。

 今シーズンのインフルエンザ流行の予測では、「新型」も季節性と同じような振る舞い方をしそうだということです。ということは流行の始まりは早くて12月。おそらくは1月中旬くらいからはやり始め、2月がピークになるでしょう。

 ワクチンをきちんとすませて流行に備える・・そんな基本通りに進みそうです。

 そうはいっても相手はウイルス。どんな行動に出てくるかわかりません。油断することなく、着々と準備を進めていきましょう。

 なお当院のインフルエンザ予防接種の予約は順調にうまってきています。例年よりも多くの方に、早くから予約をとっていただいています。すでに今月中はほぼいっぱい。でも11月と12月はまだ余裕があります。ご希望の方は早めにご連絡下さい。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月04日

群発地震の中で

 当地の終末をおそった群発地震・・当分はまだ地震の発生があるかもしれないといわれていますが、今日は揺れはなかったようです。一安心です。

 何回かの地震をたてつづけに感じたので、平衡感覚がおかしくなっているみたい。今日も昼休みにソファーでまどろんでいると、足下が揺れました・・というより、揺れたような感じが感じがしました。これはまた地震かもしてないと、テレビをつけましたが、とくに地震情報はなく、「幻覚」だったようです。

 地震被害はほとんどないと書きましたが、市内でも震源地に近いところでは学校の体育館でガラスが割れたりはしていたようです。軽微ですんでいるのは、この地域のの建物が積雪にも耐えられるように強く作られているからかもしれません。人口密度が低いためかもしれせんが・・。

 院内でも、実は一つありました・・ハマーが転落! といってもおもちゃの自動車ですが。診察室の本棚の上においたあったハマーが、床に転がっていたというだけです。書くほどのことでもありませんでしたね。

 私ごとですが、実家には父母だけですんでいます。年寄りだけの所帯ですので、こんな非常時には不安です。ちょうど日曜だったので、短い時間でしたが、一緒に過ごしました。私がいても何もできませんが、精神的安定剤にはなったかなと思っています。

 先日の「院長ブログ」で紹介した防災ラジオは、そこそこに役立っています。地震は直下でおきたので「予知」することはできず、地震情報はながされていませんが、市役所から適宜、地震の状況などについて広報が流されていました。

 ラジオをオフにしていてもこういった情報が強制的に、大音量で流されます。非常時には正確な情報がタイムリーに伝えられることが必要。そんな意味で、この防災ラジオは優れたシステムのようです。

 このラジオは市から貸与されたもの。実家に届いたその日に福島での地震があり、それから3日後から市内での群発地震・・そのタイミングの良さに、できすぎのような印象もあります。防災ラジオが有効だということを証明するために、自然現象をコントロールしている?・・そんな疑惑もでてきます(^^;)

 それは冗談ですが、日本の地震の多さをあらためて実感させられます。日々の備えが、やっぱり大切だと感じます。そんな気持ちにさせられたという意味では、この群発地震もそれなりの意味があるのでしょう。

 でもやっぱり地震は怖い。はやく収まってほしいです。

投稿者 tsukada : 22:19

2010年10月03日

地震騒ぎの週末

 当地(新潟県上越市)では昨日から地震が続いています。特に今朝は早くから、大きな揺れでベッドから飛び起きました。

 最大は震度5弱。けっこうビックリしました。実際の被害はほとんどありませんでしたが、精神的に緊張し、疲れました。

 さっそく色々な方からお見舞いやお問い合わせのご連絡をいただきました。ご心配いただき、ありがとうございました。

 この地域の断層はギザギザしていて(誰が見たのだろう?)、断層のズレが一挙にはおきないのだそうです。その結果、同じくらいの規模の地震が数日から1週間ほどの間、繰り返しおきるという特徴があります。

 明日からまた外来診療や病児保育が始まりますが、地震についても十分に注意しきゃいけないと痛感しているところです。

 地震騒ぎで落ち付かない週末でした。いくつかのエピソードもあるのですが、そのご紹介はまた明日以降の「院長ブログ」に譲ることにします。

投稿者 tsukada : 23:59

2010年10月02日

今週の感染症情報

○マイコプラズマ
○おたふく↑
△溶連菌感染症↑
△胃腸炎
△ヘルパンギーナ
△手足口病
※インフルエンザ
×水ぼうそう
×麻疹
×風疹
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10月にはいり、しばらくは穏やかな天気が続きそうです。
風邪などが少しずつ増えています、ご注意を。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)はやや増加。
溶連菌感染症もまだ少ないですが、増加傾向です。
胃腸絵hんも少しずつ目立ってきました。
いずれも冬に多くなる感染症です。

インフルエンザ予防接種が今月から開始。
昨年の「新型」の加わって1種類になっています。
新型インフルエンザは昨年とは違って真冬に流行するという予想です。
遅くても年内にはワクチン接種を終わらせて、流行シーズンに備えて下さい。

投稿者 tsukada : 13:02

2010年10月01日

インフルエンザワクチンの季節へ

 今日から10月。このところ良いお天気が続いています。長かった猛暑が去り、やっと秋らしくなってきました。

 こんな過ごしやすいシーズンが続くといいのですが・・雪国にとっては冬を前にした短い季節です。たっぷりと楽しみたいと思います。

 そうはいっても10月は小児科医にとっては試練の月(?)。インフルエンザ予防接種が始まるからです。当院では来週の5日にスタートします。そこから足かけ3か月、ワクチン接種におわれる日々が続きます。やっぱりのんびりと楽しんで過ごすことはできそうにありません。

 もっとも「仕事中毒」の私にとっては、診療で忙しくしていることは「楽しみ」なのかもしれません。

 今月の各種「通信」をサイト内にアップしています。「こども通信」ではインフルエンザ予防接種の話が今月もメインになっています。どうぞお読み下さい。

投稿者 tsukada : 23:59