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2010年09月13日

まるで自民党

 明日は決戦の日・・民主党代表が選ばれます。政権党の代表ですから、日本の最高指導者 =総理大臣が決まることになります。

 以前の「院長ブログ」にも書きましたが、私には釈然としません。なぜ国政選挙が終わったあとなのか。

 形式的な点でも疑義がありますが、選挙線を通して伝えられる政治家として、あるいは政党としての資質があるのかも、はなはだ疑わしい。

 派閥、出身政党、支持団体・・票を獲得するために動かし、蠢いているものは旧態依然としたものばかり。まるで自民党と同じではないのかと見間違うほど。

 昨年の総選挙で自民党が大敗し、民主党が大躍進し、そして政権をとったのは、日本の中で自民党的な政治が続いたことで作られてきた悪弊に対して国民がノーを突きつけた結果でした。

 しかし私たちは誤解をしていました。民主党に確固たる政策があるのでもなく、ましてそれを実行する能力があるのでもないことを忘れていました。自民党はもういいという意思が、民主党はちゃんとやってくれるはずという期待にいつのまにか変っていたのです。それは根拠のない期待でした。

 でも一番勘違いしているのは、民主党の皆さんたち。アンチ自民党の票を受け取っただけなのに、自分たちこそが選ばれた、自分たちの全てを認められたと思い込んでしまっているのでは。

 日本の将来はどうなるんだろう。暗澹たる気持ちで、民主党代表選挙を見ています。

投稿者 tsukada : 2010年09月13日 23:59