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2010年07月20日

夏風邪

 連休があけ、小児科外来は予想通りの忙しさでした。そしてこの暑さ・・初老の域に入った(?)小児科医としては、きつい一日でした。

 いわゆる「夏風邪」が多くなっています。手足口病やヘルパンギーナがその代表ですが、いずれも数日で治る軽い感染症といっていいでしょう。プール熱(咽頭結膜熱)はそうとう症状が重く、流行するといやだなと思っていますが、こちらはさほどではないようです。

 名前のつかない夏風邪もあります。ほとんどはただ熱がでるだけ。冬場の風邪は熱がでる前から咳や鼻水があり、寒気やだるさを伴います。喉の痛みも強く、一見してつらそう。

 夏風邪となると、2日ほどゆっくり休んでいるだけですんでいます。もちろん扁桃炎、気管支炎などちゃんとした(?)感染症も少なくないので、熱の出ている子どもたちの全部を夏風邪だ、などと単純に言ってしまってはいけないわけですが。

 熱中症も心配しています。全国の各地ですでに死亡例もでているとのこと。屋外だけではなく、締め切った室内でも発生しています。十分に気をつけていて下さい。

 この猛烈な暑さはいつまで続くでしょうか。今年の夏は過ごしにくいようです。夏になったばかりというのに、早く秋にならないものかと願っている私です・・

投稿者 tsukada : 2010年07月20日 23:59