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2010年06月23日

真夜中のブブゼラ

 最初は戸惑っていました。テレビでサッカー中継にチャンネルを合わせると(←けっこう古い表現)、ヘンな音が聞こえ、ずーっと流れています。

 それが「ブブゼラ」という応援用のラッパだというのが、しだいに分かってきました。一つのブブゼラの音はさほど大きくはないようですが、多くの観客が同時に吹くので、大音量になるというわけです。

 あまりの大きさに、中継のアナウンサーの声が聞こえにくくなります。いつもよりも大きな声で話している(時にはどなっている?)ようです。

 選手もやりづらそうですね。監督の指示も聞こえず、お互いのかけ声も耳に入っていないよう。相手選手が後ろからマークに来ても、音の気配や仲間からの声かけが分からず、簡単にボールを奪われる場面もときどき目にします。

 最初がそれが何の音か分からず、しばらくは迷惑だと思っていましたが、しだいに気にならなくなってきました。放送局がブブゼラの音だけをカットして、音量を下げているのかもしれませんが、慣れてきたということもあるのでしょう。

 夜中にテレビをつけ、サッカー中継を見ていることも多くなってきましたが、ブブゼラの音が耳について、ベッドに入ってもしばらくは耳鳴りのように、低く鳴り続けていることもあります。

 先日、真夜中に目を覚ましたとき、ブブゼラの音が聞こえてくるような感覚がありました。本物のブブゼラより低い音ですが、確かにそれは外から聞こえてきます。それは・・カエルの鳴き声でした。

 自宅のすぐ近くに公園のお堀があり、そこにたくさんのカエルが住んでいます。けっこう大きなカエルもいて、その鳴き声はずいぶんと音量が大きく、いっせいに鳴くためにサッカー会場のブブゼラのような状態になるのです。

 明日の真夜中は、ぜひブブゼラの音を聞きたいと思っています。日本の第3戦・・デンマークとの試合です。勝つか引き分けで決勝トーナメント進出を決定します。

 日付は一つ進んで、正確には明後日(25日)の未明。午前3時30分にキックオフ。日本が快勝し、気持ちよく「真夜中のブブゼラ」を耳にしたいものです。

投稿者 tsukada : 2010年06月23日 23:59