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2009年11月23日

勤労感謝の日

 今日は休日・・「勤労感謝の日」だということを、夜になって知りました。祝日の意味をわからずに過ごしているとは、日本人としては落第かな?

 11月下旬というと、北国はもうすぐ冬を迎える準備を始めるころ。私も例年は雪囲いをしたり、除雪機の整備をよくしていました。それもみぞれが降ったり、寒い中での作業になることがおおかったです

 でも今日は温かかったですね。日中は陽が差し、気温も上昇。体感温度からは初秋のようでした。

 そんなこともあって、冬の準備はほとんどできていません。きっと雪が降り始めてあわてることになりそうです。

 「勤労感謝の日」ということで、仕事らしいことはせずに過ごした一日・・でもアタマの中は、やはり仕事のことを考えていました。新型インフルエンザ予防接種のことです。

 先週、新潟県は子どもたちへの接種を12月前半に前倒しすることを決めました。当院ではそれを見越して、先に予約をとっていましたが、私の見込みを上回る動きもありました。小学4〜6年生や、ゼロ歳児の親御さんへの接種もいっしょに12月前半から接種します。

 せっかくの行政の「子どもたちを守ろう」とする強い意志決定を、当院の予防接種体制にもきちんと生かそう・・そう考えています。新しい対象者もいますし、1歳〜小学3年生の中でも予約できなかった方も多数おられます。接種の枠をさらに拡げたりすることも検討してみました。

 でもやっぱり壁に突き当たります。ワクチンの納品数が分からないのです。いつ、何本入ってくるかは、すべて行政の指示によります。今週は納品の予定になっているのですが、その本数が分かりません。いつ入荷するかも、まだ連絡がありません。

 県の担当部局も膨大な業務量をこなしながら作業をしているのでしょう。その大変さは分かりますが、でも現場も大変です。確実な数と日を、まずは連絡してほしいです。

 できれば直接担当者と話がしたいほど。でも業務に忙殺されそうになっている様子が見えてくるので、電話をかけることもためらわれます。きっと必要な連絡は来るはず・・まずは待っていることにしましょう。

 県では子どもへの接種を今後は最優先にするということですから、小児科へのワクチンをそうとう増やすことを期待しています。そして、十分なワクチン量が、早い時期に手元にとどくことが分かれば、接種をさらに拡大して行います。

 そのための方策をいろいろと考えることのできた休日になりました。どこが「勤労感謝」なのかわかりませんが、でも有意義な祝日になりました。

 それにつけてもワクチンです、問題は。もしワクチンが届かなければ・・今日考えたプランはすべて水の泡。何よりも、一日でも早く接種してほしいと望んでいる地域の子どもたちの願いに応えることができなくなります。

 この連休・・県庁内ではきっと休日返上で仕事をされたことだと思います。とんだ「勤労感謝の日」になったことでしょう。でもその結果が、明日は明後日には届くことを待ち望んでいます。

 とりあえず、県庁の方々の「勤労」に心より「感謝」しています。

投稿者 tsukada : 2009年11月23日 23:36