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2009年07月18日

今週の感染症情報

○マイコプラズマ
△水ぼうそう
△溶連菌感染症
△ウイルス性胃腸炎
×インフルエンザ
×おたふく
×麻疹
×風疹

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 大きな流行は今週もおきていません。マイコプラズマ感染症がやや目立つ程度。

 暑いためにあせも(汗疹)、とびひ(伝染性膿痂疹)などの皮膚のトラブルが増えてきました。

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 新型インフルエンザの患者さんが上越市内で初めて確認されました。患者さんは40代主婦とその娘の幼児の2人です。

 6月30日からフィリッピン旅行に出かけ、今月10日に成田空港に帰国。成田市内のホテルに1泊したあと、自家用車で帰宅しました。12日に母親に咳などの症状があらわれ、15日までに2人に発熱をし、その後受診した医療機関でインフルエンザAと診断され、17日にPCR検査で新型インフルエンザと確認されました。

 旅行に同行していた夫は症状がなく、検査でも新型インフルエンザには罹患していないことが確認されています。

 お二人とも抗インフルエンザ薬であるタミフルを服用しながら自宅で療養して、快方に向かっているとのことです。

 上越市と保健所では、患者さんの行動が限定的で、周囲に拡大させる可能性は少なく、学校・園やイベントの休業や中止は必要ないとしています。

 新型インフルエンザは夏場でも日本中で少しずつ感染が拡がっています。秋以降には大流行になることでしょう。
 
 日ごろから手洗いやうがいを励行し、体調の悪いときにはマスクをし、咳やくしゃみを他のひとにかけないように配慮していて下さい。

投稿者 tsukada : 2009年07月18日 17:49