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2009年03月04日

授業のオマケ

 3月というのに冬に逆戻りしたようです。気温が下がり、昨日は新潟も雪になっていました。

 インフルエンザ流行はまだくすぶっています。2月後半からは順調に下火に向かっているものと思っていたのですが、先週は下げ止まり。今週も、近くの小学校で学級閉鎖がでるなど、まだ終息までは時間がかかりそうです。引き続きご注意を。

 今日はある小学校で6年生に授業を行ってきました。ちょうど1ヶ月前に行う予定になっていたものです。直前になってこの学校でもインフルエンザが流行し、学級閉鎖にもなったので中止になりました。

 今日はその“リベンジ”。子どもたちもみな元気そうで何より。地域内では感染性胃腸炎の流行もあり、心配していたのですが、子どもたちの元気な声がそんな不安を吹き飛ばしてくれました。

 学校に入ったとたんに、子どもたちが「こんにちは!」と挨拶をしてくれました。低学年の子どもたちも明るい声で。会場に入っても、6年生の大きな子どもたち(中には中学生?って思うような大きな子もいました)がきちんと挨拶をしてくれました。嬉しいですね。

 今日の話は「寝る子は育つ! ~ゲームとどうつきあう?~」という題。ゲームやテレビなどはいろんな問題があるとお話しましたが、ただ「ゲームをやめればいい」というわけではありません。家族や学校、あるいは社会で、大人、友達、教師などいろんな人たちと楽しく過ごしてほしい。そのためにはコミュニケーションが大切。心の交流がなければ、ちっとも楽しくありません。

 コミュニケーションの第一歩が挨拶です。「おはよう」「こんにちは」「おやすみなさい」「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさま」・・。そんな言葉が自然と出てくる子どもたちを見ただけで、今日、私が小学校に行って良かったな、と思いました。

 私の行う授業や講義は、最近はオマケがついています。ギターを持ち込み、弾き語り。私がかつて作った歌「またあした元気になれるから」を歌うのが定番。この歌は、もともとは子どもたちへの「自殺をしちゃだめだよ、何があってもゆっくり休めば大丈夫だからね」という隠れたメッセージがあります。

 今日の相手は小学6年生。卒業間近で、あと1ヶ月もすれば中学生になる子どもたちです。ストレートに「自殺しないでね!」と話していました。子どもから、この歌がどうして生まれたの?と聞かれたので、私が自殺を考えている子どもを救うことができなかった失敗談も素直に話しました。

 これから思春期に入っていく子どもたちに、私の思いがどれくらい通じたかな。気になります。でも、あれだけちゃんと挨拶ができ、コミュニケーション能力がしっかりしている子どもたちなのだから、きっと何かを感じてくれたと思います。それが核になり、心の中で自分というものを大きく育ててくれるようになったら、私の授業もお役にたったことになるのですが、どうでしょう。

投稿者 tsukada : 2009年03月04日 21:20