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2008年12月16日

タバコの害

 タバコは百害あって一利なし。きょうの出来事をみても、ほんとうにそう思います。

 東京メトロで煙が立ちこめ、列車がストップしたのだそうです。その原因は、乗務員が吸ったあと側溝に捨てた吸い殻からの“出火”なのだとか。休憩室などの認められた場所以外で喫煙して、その始末をしていなかったということのようです。

 駅のホームはもちろん、駅舎の中でも、全面的に禁煙になっているところがほとんどなのではないかと思います。お客さんにはタバコを吸ってはいけないとしながら、乗務員が線路脇で堂々とタバコを吸っているなんて、本末転倒でしょう。

 報道では日常的に行われていた行為だとか。そうであれば、多くの職員が関係しているし、知っているはず。喫煙の是非だけではなく(悪いに決まっているわけですが)、火災の危険についても心配する人はいなかったのでしょうか。分かってはいたけれど、それを問題にしたり、やめさせたりすることはできなかった、ということなのかもしれません。

 同じ職場の仲間だと思うと、どうしても「事を荒立てない」ようにしてしまうのかもしれません。喫煙している職員が最も問題なのですが、その周りにいる人達にも、どこかで考え違いをしているのではないか、と言いたくなります。

 もっとも、私自身もそんな「遠慮する気持ち」が分からないではありません。いけないことをしている人に、積極的に注意しているかといったら、えらい顔はできませんから。

 タバコのポイ捨てでは、実は今でも苦々しく思っていることがあります。医院を開業する準備中のこと。注文していた看板ができあがってきました。業者の方が医院の入り口に設置する工事をしていたのですが、その中の一人(営業マン)が、地中に作ったコンクリート製の土台にむかって吸い終わったタバコを投げ入れたのです。

 休憩時間が終わり、作業を再開しようとした時にそれはおきました。私はその様子をみてムッとしました。でも・・注意をしませんでした。いや、できませんでした。

 それまで和やかに話していたわけですが、その“雰囲気”を壊してしまうのが怖かったのかもしれません。当時私は33歳。私よりみんな年上ですので、ヘンに遠慮したのかもしれません。あるいは、小さなことに目くじらを立てないでいることが、自分の器の大きさをしめしているんだ、などと見栄を張ったのかもしれません。

 でも、そこがコンクリートで埋められている状況をみながら、暗い気持ちにもなっていきました。看板の下にタバコの吸い殻が1本入っているというだけのことなのですが、医院の看板が汚されてしまったようにも思った物です。

 今でも時々このタバコのことが思い起こされます。あの時に、みんなの気持ちをイヤにさせないような言い方で注意をし、吸い殻を取り除いていれば、イヤな気持ちを20年近く引っ張らなくても良かったのに。

 一番にイヤに思っているのはタバコの吸い殻に対してではなく、それを正すことができなかった自分に対してなのかもしれません。

投稿者 tsukada : 2008年12月16日 23:31