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2008年12月02日

インフルエンザ第1号

 今日、当院でインフルエンザA型の患者さんを診療しました。当院では今シーズン初めてになります。

 上越市内のある小学校のお子さん。今朝から急激に熱がでて、受診時は40度近く。寒気とだるさがとても強い、一人では歩くのも困難なほど。お母さんに寄り添いながらフラフラしながら診察室に入ってくる様子をみて、“もしかしたらインフルエンザかも”と感じました。

 鼻の粘膜を綿棒でこすらせてもらい、迅速検査をしたところ、インフルエンザA型が陽性。直感があたりました。

 聞いてみると同じ小学校ですでにインフルエンザの患者さんがお一人いるということでした。もしかしたら流行が始まるかもしれません。

 全国的にも各地で流行の兆しがあるとの情報があります。新潟県内でも各地に小児科医が患者発生を報告しています。まだ数は多くありませんが、いやな予感がしてきました。

 いま小児科外来ではインフルエンザ予防接種がたけなわ。インフルエンザから守るために、毎日多くの子どもたちのワクチン接種を行っています。例年1月〜2月といった真冬に大きな流行がおきることが多いので、年内には接種をすませるようにお願いしています。

 それなのに・・もしこれから急激に流行がおきてしまったら、ワクチン接種が間に合わない子どもたちもでてきそうです。心配です。

 小児科医院の片方でインフルエンザ予防接種を行い、もう一方でインフルエンザの子どもが受診する・・そんなちぐはぐな現象がおきないことを祈っています。

投稿者 tsukada : 2008年12月02日 21:14