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2008年10月13日

訃報

 俳優の峰岸徹さんが一昨日、病気で亡くなられました。65歳でした。心よりお悔やみ申し上げます。

 峰岸さんは昨年春、当地(新潟県上越市)で撮影された映画『絆』に出演されています。郵便局長の役をされましたが、“自宅”として私の拙宅を使っていただきました。

 その際の記念写真がこれです。(峰岸さんのおひげは撮影のためのものです)

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 峰岸さんはスポーツマンで、毎年トライアスロンをされています。この時にも、とても60歳代の方とは思えないパワーを感じました。

 郵便局長は「野田次郎」という名前。私の「塚田次郎」と似ていませんか? これは全くの偶然。先に台本ができていて、監督さんやスタッフがロケ地を探している中で我が家に“白羽の矢”が立ちました。

 撮影は夕方から始まり、深夜まで続きました。その間ずーっと撮影に立ち会わせていただきました。俳優さんは監督のOKがでるまで何度もやり直していましたが、本当に大変な仕事なんだなと思った次第です。

 峰岸さんはけっこうセリフを間違えていました(^^;) 一度セリフを間違えるとその部分にはまってしまうよう。監督さんもスタッフの方も、辛抱強くお付き合いしていました。

 そんな人間味(?)のある峰岸さんと記念写真を撮っていただいたのが、昨年の春のことだと思うと、もうずいぶんと時間がたったような気持ちになります。

 峰岸さんは今年の春に進行した肺ガンが見つかったそうです。もしかしたら“あの時”にはすでにガンになっていたのかもしれません。気づいてあげられたなら・・などと多少思ったりもしました。

 峰岸さんはもう亡くなってしまいました。でも峰岸さんはまだ生きています。いやこれからも永遠に生き続けることでしょう。彼が主演した映画の中で、私たちは峰岸さんに会えることができます。峰岸さんを感じることができます。

 峰岸さん、どうぞゆっくり休んでください。大好きなトライアスロンもいっぱい頼んでください。そして、タバコもちょっとだけならOKですよ。

投稿者 tsukada : 2008年10月13日 11:57