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2008年07月18日

補助

 病児保育をおこなっている施設があつまって「全国病児保育協議会」という組織を作っています。当院のわたぼうし病児保育室もそのメンバーです。

 先日送られてきた資料によれば、現在この協議会に加盟している施設は414だそうです。(正確な統計はありませんが、非加盟の施設も含めると約600ほどの病児保育施設が全国にあるようです。)

 このうち開設しているのは382施設。その中で公的な補助を受けているのは336施設(88.0%)、受けていないのが46施設(12.0%)ありました。

 わたぼうし病児保育室は開設して7年がたちますが、残念ながらいまだ公的な補助をいただけない状態が続いています。

 “少数派”の補助を受けていない施設もみてみると、その多くは最近開設されたもの。ちなみに当施設より前に開設された中で補助を受けていないのは4施設のみでした。

 9割近くの施設は、国や自治体から助成を受けています。なのになぜ当施設ではできないの?? 改めて当市の姿勢に疑問を感じざるを得ません。

 国による助成制度があるといっても、市町村の事業を対象にしています。市町村の温度差(やる気があるかないか)が最終的には問題になります。

 病児保育は全国のどこでも大切な施策です。市町村長の考え次第だなんて、もう古いのでは。全国のどこでも、保護者の負担が少なくて容易に実施できる体制を早く作る必要性をますます感じたところです。

投稿者 tsukada : 2008年07月18日 10:41