« にこにこ広場 | メイン | 夏の皮膚トラブル »

2008年07月14日

停電

 今日の日中は梅雨前線が活発になり、雷を伴う大雨になりました。梅雨の末期には大雨による災害が起こりがち。過去何度も大きな水害などが、新潟にも襲いかかっています。

 当院は幸いこれまで大きな被害にあっていませんが、私に知っている開業医の先生が何人も罹災されています。今日も新潟県内の各地で大雨洪水注意報が出ていましたが、大丈夫だったでしょうか。

 今日も当院では直接の被害はでていませんが、盛んになる雷に戦々恐々。雷の直撃はないでしょうが(とても近かったので、もしかしたらその危険もあったのかも)、停電になるかもしれないと、ピリピリしていました。

 そして数度の瞬停(瞬間停電)がありました。コンピューターなどの精密電気機械は瞬間的な停電でもダウンしてまいます。記録しておきたはずのデータが飛んでしまうことも。瞬停といってもバカにはできません。

 院内のコンピューターの代表は医事会計用のもの(レセプト用コンピューター=略してレセコン)と、私が仕事で使っているパソコン。そのいずれも、瞬停や短時間の停電には対応できる「無停電電源装置」を装備しています。

 この装置は交流電源をいったんバッテリーに充電させ、そこからの直流電流をインバーターを使って交流電流に変換し、電源供給するというもの。これさえあれば、雷も怖くない! 鬼に金棒!!

 今日の瞬停でもちゃんと動いてくれて、レセコンやパソコンは止まることなく、仕事を続行できた・・はずなのですが、直後にレセコンがフリーズ。本体の中からピーーっという警報音も鳴りだしてしまいました。

 メーカーのサービスマンに問い合わせながら、少ししたら復旧してくれました。理由が良く分からなかったのですが、あとで聞いたところでは、瞬停のあとの電源供給の中で、例えば電圧が下がるなどの異常があり、コンピューターが動作異常を起こしてしまったのではないか、ということでした。

 そうとうなお金をかけて停電対応をしているつもりでしたが、やはり相手は機械物。どこに落とし穴があるか、分かりません。油断大敵というところでしょうか。

 今日の停電騒ぎでは、先日導入したIP電話(インターネットを使った電話システム)も一瞬ダウンしました。こちらの方は必要な対策をとっていなかったので、さっそく無停電電源装置をつけるよう指示をだしたところです。

 雷などによって停電騒ぎがおきるなどということは、数年に一度くらいかも。確率的には今日あったので、ここ数年はないことになりそうなのですが・・災害は忘れた頃にやってくる。いや、最近は忘れる前にもやってくることも多いようです。

 当院は大型の自家発電機を備えたり、断水時には地下水を水洗トイレに流せるような設備を完備したりと、「災害に強い小児科医院」を目ざしてきました。気を許さずに、災害対策を進めていきたいと思っています。

投稿者 tsukada : 2008年07月14日 22:01