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2008年06月07日

泳ぐのは僕だ(1)

 昨日に続いて今日も新記録ラッシュ! 競泳でまたも5つの日本新記録が出ました。昨日とあわせて10個。ものすごいことです。

 そしてその全てが、イギリス・スピード社製の水着を着用。この事実を無視することはもう誰にもできないでしょう。各メーカーもそうですし、水泳連盟もそう。北京オリンピックで使う水着をどうするか・・誰もが納得できる結論は一つしかないようです。

 もちろんその中心にいるのは選手そのもの。こんな“騒動”に早く決着をつけ、ベストなコンディションで本番に望みたいことでしょう。

 北島選手がその気持ちをアピールしていました。彼の着ていたTシャツには大きな文字で「泳ぐのは僕だ」と。

 けっして水着が泳いでいるわけでもない。水泳連盟の“お偉いさんたち”が泳いでいるわけでもない。主人公はこの僕だ!

 水着の性能も問題にはなるだろうけれど、それを最大に引き出すのは選手の能力なのだ! 最高の選手がいるから、最高のパフォーマンスになるんだ・・そんな意味合いもあるのかもしれません。

 いずれにせよ、もううんざりしているのでしょう。一日も早く競技や練習に集中できる環境を整えてあげたいものです。

 ところで・・北島選手のTシャツを見て、私はちょっと心配になりました。水泳協会やスポンサーを刺激しないだろうか。メッセージを伝えるのは大切だけれど、映像や文字に残る形ではあとで問題視されないだろうか・・。

 強い選手だから許されるのかもしれません。もし普通の選手(?)が同じアピールをしたら、どんな反応が返ってきただろうか・・。

 でも、こんなことを心配する必要はないのかもしれません。日本の社会は「横並び」が好きで、縦の関係に重きをおくのだと、私が勝手に思いこんでいたのかも。日本は変わった!?

 つまらない老婆心だったようですね。私も歳をとったものです(-_-)

投稿者 tsukada : 2008年06月07日 23:59