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2008年04月01日

大荒れ

 大荒れの新年度初日になりました。昨夕からの強風、雨。ときおりみぞれやあられ。そして雷。これからの社会を象徴するようなお天気になっていました。

 保険診療の仕組みが変更になりました。診療そのものに直接関係することはないのですが、正直にお話して、やはり経営的にはそうとうのダメージです。「小児医療の充実」が今回の改定の目玉だったはずなのに・・一生懸命、子どもたちの診療をしているつもりですが、さらなる苦労をどうして背負わされなければいけないのか・・。

 医事コンピューターのソフトにも不具合がありました。改訂前のチェックでは問題はないはずだったのですが、実際に会計業務を始めてみると正しい負担割合にならないというミスが見つかったというものです。当院だけの問題ではなく、この会社の作っているそぐとそのものの問題。一つ一つ手作業で訂正しています。始業後すぐに気づいたので患者さんへのトラブルはありませんでしたが、困った問題です。

 当院は子どもたちがほとんどで、直接関係することはないのですが、お年寄りの医療費の仕組みが大きく変わりました。満75歳以上の方は新しく作られた「後期高齢者医療保険」に入ることになります。保険料は被扶養者のために負担のなかった方(通常は奥さん)からも徴収をするようになります。

 そしてその保険料は月々の年金から天引きされるというのです。「強制徴収」です。それでなくても少ない額の年金から天引きすれば、取りぱっぐれはほとんどないでしょう。もし保険料の徴収ができなければ、保健サービスが停止されます。これも本当に困った仕組みです。

 街ではガソリン価格が「暫定税」の分だけ下がるものと期待している人たちが多かったようです。近くのガソリンスタンドでは25円/リットルほど値下げをしていました。おそらく3月以前の「暫定税」がかかっている頃のガソリンを販売しているわけですから、ここ数日は赤字でしょう。それでも値下げをせざるをえないという状況は、日本の経済にとって本当のそれでいいの?って疑わしくなります。

 原油価格の高騰から、日常生活で使うものの多くが値上がりしているのだそうです。円高で輸入価格は引き下がっているはずなのに、その「差益」はどうしたの? どこかでピンハネしているのでしょうか?

 今日からいろんなものが変わりました。生活に大いに支障になるものばかりです。さあこれからの日本はどうなるのでしょうか。ちゃんとまっすぐに進んでいけるのでしょうか。

 ガソリン価格の値下げを除けば、悪い話ばかり。もしかしてこれはみんな「エープリル・フール」の芝居??
 そんなオチがついているのであればいいのですが(-_-)

投稿者 tsukada : 2008年04月01日 23:39