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2007年10月10日

保育学生

 今日は午後から長野県立短期大学で保育士を目指して勉強されている学生さん5名が、当院のわたぼうし病児保育室を見学に来られました。わざわざ隣の県からお越しいただき、ご苦労様でした。

 保育の授業で病児保育のことが話題になり、興味を持たれたそうです。近隣で病児保育施設を探してみたければ、長野県内ではあまり多くなく、県は超えるけれどぜひ実際に見てみたい、ということで来られました。

 保育室の様子を見ていただき、その後、当院のプロモーション・ビデオであらましを学習。その後、私から小一時間ほどお話をさせていただきました。先日、自治医大で使った講演用のスライドや資料があり、それをそのまま使っての説明だったので、少し固い話になってしまったかもしれません。

 保育士の仕事は普通は健康な子どもたちを相手にします。時間帯は昼間が普通ですが、最近は夜や日曜など、以前よりも拡大してきています。そういった「普通の保育」に加えて、病気の時の保育(病児保育)も始まってきました。でも、それがどんなものなのか、必要性はほんとうにあるのか、子どもたちにとって良いことなのか、など、知識として知っていただけであり、疑問に思うことも多かったのではないでしょうか。

 今日、実際に病児保育の現場を目の当たりにし、それを担っている保育士の生の声を聞き、そして私からの説明を受けて、疑問が氷解し、病児保育がどんなものかということをしっかりと体感できたでしょうか。まだ学生さんですから完璧に分からなくてもけっこう。でも、多少なりとも目指す保育士のイメージが、豊かにふくらんでくれたとしたら嬉しいです。

 まだ若い学生さん方ですが、保育の仕事に自分の一生を捧げよう(←表現が古い! 今の若い子たちには通じない、って言われそう)という志を、より高く、そして長く持ち続けてくれれば、と思います。今日は遠くからわざわざご苦労様でした。

 小児科医院でありながら、保育学生さんがときどき見学や実習に来られています。こんなところって、あまりないですよね。おかしな医院です(^^;)

 今思い出しました、一つ失敗したことを。そんな彼女たちと記念撮影をするのを忘れていました。私のエネルギーになるはずだったのに。残念(T_T)

投稿者 tsukada : 2007年10月10日 23:23