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2007年10月01日

シンポジウムから

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 シンポジウム「身近かなボランティア活動」について

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 早見 優さんは子どものころハワイで過ごしていました。キリスト教が生活の中に根付いているためなのでしょう、ボランティア活動も市民の生活の中で「当然のこと」として息づいていると話されていました。彼女の友達でボランティアをしていない人はいない、と。

 細川佳代子さんが、日本人はボランティア活動が良いことだと思っても、そのままになっていることが多いと指摘されていました。正しいと思ったことを実行する勇気が、日本人にはない、と。ぜひ一歩前に出る勇気を!

 日本では「ボランティアは一部の特別な人たちがするもの」「目立ちたいとか、何かの利益を求めているのではないか、といった見方をされてしまうことがよくある」「それがいやなので、自分から積極的になれない人が多い」・・そんな指摘もされていました。

 一方で、ボランティアに命をかけてしまうような行き過ぎた人もでているとか。「悪魔」ならぬ「善魔」ともいえるような人がいると、ボランティア活動の支障になってしまうこともあるのだとか。

 私は、日本人の陥りやすい考え方として「出る杭は打たれる」「赤信号、みんなで渡れば怖くない」といった名言(?)を例に出し、自分の考えをしっかりもって、それを実行していく力が日本人にも必要だとお話ししました。モラルが低下していると問題になっている日本の社会ですが、「みんながしているから大丈夫」などと考えるのも大いに問題。

 いじめについても、モラルに反する行為(時には犯罪行為)が行われていることをクラスの友達も、そしておそらく教師たちも知っていて何もしない「傍観者」になってしまうのも、日本でいじめがこれだけ大きな社会問題になった理由ではないか。そんな指摘もしました。

 シンポジウムの締めの言葉は「絆」について。この漢字は「一本の糸を二人で半分ずつ持ち合う」という意味。二人が心を通いあわせて持ち合うことが大切だという意味。ぜひ多くの人たちと「絆」を作っていってほしいとお願いしました。(ちゃっかり、今秋公開予定の映画『絆』の宣伝もしておきましたが・・)

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 早見 優さんに直接お会いするのは、これが2回目。とてもきれいな方ですね。ひな壇では隣だったのですが、ぽーっとしていました(^_^;)

 主催者からは、塚田先生は謝礼は寄付でいいよね!って言われて・・交通費をいただいただけだったので、せめてもの自分へのご褒美に、早見さんとツーショットを撮らせていただきました(^^)

投稿者 tsukada : 2007年10月01日 11:18