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2007年04月28日

結核予防

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 日本はまだ結核患者が多く発生している国です。結核というと、もう過去の病気のような印象を持たれる方が多いと思いますが、そうではないのです。とくに高齢者に多いのだそうです。

 職場では毎年結核について検診をすることになっています。ツベルクリン反応と胸部レントゲン撮影です。当院でも毎年行っていますが、今のところ結核が問題になった方は出ていません。

 この写真は私のツベルクリン反応です。けっこうちゃんと赤くなっていますね。この大きさは以前のものと比べてさほど変化がありませんでした。胸部レントゲン写真も正常。これで私も一応「健康」だと証明されました。

 ちなみに子どもたちを結核から守るためにBCGによる予防接種を行っています。生後6か月までの乳児に行います。生まれたばかりの赤ちゃんは、通常の生活で結核に感染する可能性はきわめて少ないので、ツベルクリン反応は省略しています(この検査をすれば、ほとんどの赤ちゃんが陰性になるでしょう)。

 幼い乳幼児がもし結核にかかれば、重症の結核になってしまうことが多いため、結核の重症化を予防するためにBCGを行っています。子どもたちを結核から守るため、必ずBCG接種を受けて下さい。

投稿者 tsukada : 2007年04月28日 18:25