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2007年04月11日

初出演

 映画「絆」のロケが、今日の午後当院を舞台に行われました。子役の“さくら”ちゃんの具合が心配で受診をするという場面。

 主役の勝野 洋さんも出演してる場面に、私も“小児科医”役で出させていただきました。ド素人の私が入って、映画がおかしくなってはいないかと、心配をしています。本当に大丈夫だったでしょうか、監督さん・・。

 シーンは3つ。まずは勝野さん扮する郵便局員がさくらちゃんを自動車に乗せて、医院の玄関に到着する場面。婦人警官は自転車をこいできます。医院の迎え側にカメラを置き、道路の向こうから走行してくる自動車をロングで追ってくるようです。この場面は、子役を含めてプロの俳優さんがやっていますので、無理なく撮れたでしょう。

 2番目のシーンは、診察室で私がさくらちゃんを診察している様子。親に捨てられたという設定なので、落ち込んでいて、何を聞いても黙ったまま。小児科医は仕方なく診察をしてみるが、とくに大きな病気はないよう。

 この場面では、子役さんにかける言葉などは台本になく、小児科医らしくアドリブでやっていいということだったので、いつものように診察をしていました。本番の収録は一発でOK。

 最後のシーンは、さくらちゃんを連れてきた二人に、私から説明をする場面。ここでは2行のセリフがあり、私にとっては最大のピンチ。「いつものようにすればいい」とは言ってもらいましたが、明るい照明に照らされ、カメラが回り、大勢のスタッフに見つめられ、そして有名な俳優さんを目の前にして、緊張の度合いは最高に!

 案の定、テストの時にはセリフを忘れたり、噛んだりと、情けないほど。さくらちゃんからもダメ出しをされました(>_<)

 でも本番は1回でパス。何とか形は作ることができました。どんな出来になっているか、怖いほど。医院でのシーンは、きっと正視できないでしょう。

 来られたスタッフの方も大勢でしたし、機材も大変な量。手間と時間をかけていることが、本当に良く分かりました。わずか数シーンのために何時間もかけているんですね。

 映画のスクリーンには決して映ることのない人たちの動きや物についても、実際に目にすることができました。これからは映画を見るときにいい加減な気持ちでは見れないかも。正座をし、最後までちゃんと見ないといけないですね。

投稿者 tsukada : 2007年04月11日 22:26