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2007年03月21日

工場爆発

 昨日夕方、当院のある上越市で大きな爆発事故がありました。信越化学工業という化学品製造工場で爆発がおき、数時間にわたって火災が続いたというものです。全国ニュースでも報道されていました。

 当院からは数キロのところにある工場ですし、当院のすぐ近くに労災病院がある関係で、夕方から外が騒がしい気配がしていました。休み前の外来なので、6時過ぎまで目一杯仕事をしていましたので、気に留めずにいたのですが、外来が終わってネットを開いてビックリ。すぐ近くで事故がおきていることを知りました。

 その後テレビをつけると、詳しい状況を伝えていました。映像も流れています。火の手と煙が見えていました。地元のケーブルテレビではライブ映像を放映し、NHKや民法放送はそれぞれヘリコプターからの映像を伝えていました。

 工場の従業員17名が負傷し、その半数ほどが重傷。そして3名が重体だとも言われています。病院で集中治療を受けていることでしょう。容態が心配です。

 爆風で家屋に被害が出ているようですが、それでも周辺の一般住民に被害がなかったことは不幸中の幸いかもしれません。現場から半径100メートルの範囲の方は自主避難を求められたとのことですが、健康上の問題もとくに出てはいないようです。

 この工場のある場所は、市街地から離れていて、周囲は大きな工場がいくつもあるところ。でも、全くの工場地帯ではなく、その周囲に住宅もあります。通常はおきないはずの事故なのかもしれませんが、ひとたびこのような事故がおきてしまうと、危険なものが私たちの生活環境のすぐ近くに存在していることを思い知らされます。安全管理には万全であってほしいものだと痛感するしだいです。

 負傷された方々の、一日も早いご快復をお祈りしております。

投稿者 tsukada : 2007年03月21日 01:58