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2006年08月08日

「アエラ」抄録

 週刊「アエラ」の記事について、お問い合わせもあります。私が関係しているところだけ、抜粋してお伝えします。どうぞお読みください。

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「海外からアタマジラミ?」
 --豪州旅行の「おみやげ」説を追う

「アタマジラミが、ゴールデンウイークにオーストラリアに旅行した子どもから流行っている」
 そんな噂が幼児を持つ母親たちの間で流れていることをご存知だろうか。オーストラリアのプールや海で遊んだ子どもたちが、アタマジラミをもらってきているらしいというのだ。
 アタマジラミとは、その名の通り、毛髪に寄生するシラミ。昭和20年代に大流行し、30年代になくなったと言われつつも、どこかで生き延びてはこれまでにも何度か流行を起こしている。7月のある日、渋谷区の保育園でも、
「アタマジラミが発生しました。よく洗髪し、しっかりドライヤーで乾かすようにして下さい」
 と張り紙がされた。今年もそこそこ広まっているようだ。
 戦後の混乱期に流行したためか、「貧困層に多い」「不潔」などのイメージを持たれがちだが、むしろ真逆な「海外旅行する裕福な家」を感染源としているという噂、新たな都市伝説か、真実か。
 HPで、アタマジラミなど数々の「感染症情報」を発信している新潟県・塚田こども医院の塚田次郎(つかだじろう)院長に聞いてみたところ、
「確かに海外旅行から持ち帰るケースもありますよ」
 とあっさり。ただし、特定の地域で多く感染しているということはないという。オーストラリアは幻なのか?
(中略)
感染を防ぐには、どうしたらいいのか。
「アタマジラミは水中でも泳いでいるわけではないため、プールでは感染しませんが、お昼寝時に頭と頭が直接くっつく、頭を拭くタオルを共用するなどが、感染を広げます。枕やタオル、ブラシの共用は避けましょう」
 と塚田院長。幼児の場合、友達とくっついて遊ぶので、仲の良い子ども同士でうつるケースが多いとか。兆候は、「やたらと激しく頭をかく」「髪にぽつぽつ白いものがあり、払ってもとれない」「洗髪時、動くものが見える」などで、
「発生したら、卵を1個ずつ丁寧に取り除き、2週間毎日洗髪すること。髪を短くし、目の細かいクシでとかし、毎日枕カバーを取り替えるなども必要ですね。市販の駆除剤などは、2週間継続して使うことが大切です」
(後略)

投稿者 tsukada : 2006年08月08日 16:44