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2006年07月02日

オシム監督就任

 サッカーWカップは、日本が早々と敗退したのでどうも盛り上がりがかけているように思っていました。でもそれは日本国内の話のようですね。ベスト8の戦いをこの週末見ていましたが(ニュースやダイジェスト版ですが)、どれもすさまじい試合。日本がいなくなってくれたおかげで(?)、サッカーそのものを楽しんで観戦することができました。

 強豪のブラジルが敗れ、ベッカムのいるイギリスもいなくなりました。残ったベスト4はみなヨーロッパ勢。これからの準決勝、そして決勝はすごい試合になりそうです。見逃せませんね。

 日本代表の新しい監督が決まったようです。オシム氏のこれまでの様子や言葉からは、とてもしっかりしたポリシーがあるように見受けられます。自分よがりのものではなく、冷静に分析し、自分の人生に中から学び取ってきた哲学が、そこに貫かれています。そしてそれがユーモアあふれ、ウイットがきき、聞く者をはっとさせます。雄弁なだけで中身のない、あるいは他人を煽動だけの弁舌とは全然違います。基本には、オシム氏の生き方の全てがそこにあるのだと思います。

 私はどちらかというと、物事を斜めから見たり、人のアラをさがしたりするイヤらしい性格です。でも、このオシム氏のことは、何だか好きになりそう。彼の持ち味が十二分に活かされるようなチーム作りができてくるといいですね。たとえそれが勝利に結びつかなくて、監督の行動や言葉は、個々の選手にとっても、チームにとっても、そしてそれを見ている私たち日本人の物の考え方にとっても、きっと良い影響を残してくれるように思います。

 まだ監督就任が決まったばかりですが、なんだか日本のサッカーにとっても、とても良い転換期を迎えたような気持ちになっています。もちろん良い方向に進んでいくことでしょう。

投稿者 tsukada : 2006年07月02日 22:08