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2006年06月30日

6月の末日・・外は大雨

 今日で6月が終わり。ということは今年ももう半分が過ぎようとしていることになります(正確には1年365日の181日が過ぎたのであって、半分の182.5日まではまだ1.5日ありますが)。

 毎年のことではありますが、めまぐるしく過ごしていた半年でした。今日のニュースにも「少子化」の傾向がいっそう強くなっているというのに、何故か小児科医として忙しくしています。それも年々ひどくなっているような。人間的な機能としてはもう最盛期を過ぎていますし、これから先、少しずつ枯れていくわけですが、なかなかそうはさせてもらえないようです。

 先日、このHPの「ゲストブック」に、「いつまでも・・杖をついてでも小児科医として仕事をしていってほしい」といった書き込みがありました。私への叱咤激励ではありますが、嬉しい限りです。でも・・小児科ってけっこう体力がいるんですよね。一つひとつの動きは力仕事ではありませんが、全体としてはずいぶんとハードは仕事です。

 体力もそうですが、それ以上に気力が必要なのかもしれません。時には風邪などで体調を崩している時もありますが(それでも休診にしたことがないのが自慢←医者からすればバカな行動です)、そんな時にはいつものペースでは診療できませんし、途中で休みを入れないと続きません。

 以前、私に漢方の処方を教えて下さった恩師の小児科医が、糖尿病を患ったあとしみじみと「気力が続かなくなった」とつぶやいていました。食事にも気をつけ、治療も効果をあげていて、お元気そうに見えたのですが。それからしばらくしてリタイアされました。

 ふと、あとどれくらい小児科医として仕事ができるのかな、などと考えることもあります。だんだんと体力も知力も判断力も落ちるでしょうから、「老害」にならないうちに、ステージから降りた方がいいとも思っています。それまであと10年? 20年?

 とりあえず“男の更年期”はうまくやり過ごせているようですから、もう少し元気さを維持していければいいな、などと思っています。子どもたちもみんな大きくなってきて親元から離れていったけれど、それでもまだスネかじりもいますので・・。

★「こども通信」7月号をHP内にアップしてあります。小児救急のコーナーでは「夏場のトラブル」を取り上げました。よろしかったらどうぞお読みになって下さい。

投稿者 tsukada : 2006年06月30日 21:41