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2006年03月14日

“小次郎”

 看護学生さんが3人、見学に来られました。昨日のことです。

 市内に看護大学があり、数年前から臨床小児科学の一部を私が講義しています。呼吸器疾患やアレルギー疾患などの病気についての話をするほかに、子育て支援や当院で行っている病児保育についてもできるだけお話するようにしています。そんな中から小児科や病児保育に興味を持たれる学生さんがでてきたというのは、とても嬉しいことです。

 今は2年生(4月からは3年生)の看護学生さんたちなので、まずは保育室で見学をしてもらいました。“病児保育”ってどんなことをするのか、実感してもらえたのではないかと思います。ちょうど二十歳くらいの彼女たちなので、まだ子どもたちと接することにも慣れてもらったほうがいいかな、という思いもありました。

 “My baby”という、保育実習用の赤ちゃん人形にも触れてもらいました。これはミルクを飲ませたり、おむつをかえたり、あやしたり、寝かしたりという一連の育児を実習できるという優れもの。アメリカ生まれの人形で、NASAの技術者が作ったのだとか。

 本当の赤ちゃんで実習するわけにはいかなので、こんな人形で疑似体験できるようなら、それも貴重な経験になります。そんな中から子育てに関わるお母さん方の苦労なども分かってくれるかもしれませんね。

 以前実習に来られた看護学生さんには、自宅でもかまってもらうように持たせました。でも、不評だったようです。夜も大きな声で泣くので、アパートの大家さんがかけつけたのだとか。若いお嬢さんのお部屋から、ある日急に赤ちゃんの泣き声がしてきたら、そりゃあ心配するでしょうね。

 この人形、職員がニックネームをつけました。「小次郎(こじろう)」だそうです。目鼻立ちもハッキリしていて、とても私には似ていませんが・・

PS 1体10万円ほどの人形です。普段はそれほど使っていないので、お近くの学校などに貸し出すこともできます。もし養護の先生などで、実習に使いたい方がおられましたら、どうぞご連絡下さい。

投稿者 tsukada : 2006年03月14日 16:59

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