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2005年09月30日

9月も最後

今日で9月が終わります。明日からは10月。そして今年2005年も残すところ、あと3か月です。

一年の4分の3がもう過ぎるんですね。早いものです。その時々ではあまり感じませんが、あとで振り返るとアッという間。暑い暑いと言っていた夏も終わり、秋から、もう少ししたら寒い冬になってしまいます。

小児科外来は、この秋口はあまり忙しくはないのです。喘息発作をおこしやすいということはありますが、風邪などが他のシーズンに比べればとても少ないからです。いわば「閑散期」。いつも慌ただしくしているばかりなので、こんな時もあってもいいですよね。大切な充電期間です。もっとも、ダラッとしてしまって、放電しっぱなしじゃないのかと言われてしまうかもしれませんが・・

もう少ししたらまた忙しい季節がやってきます。来月中旬からはインフルエンザ予防接種も始まります。もう毎秋の恒例行事になっていますが、いよいよ小児科医の出番になってきます。

来月からはまた気合いを入れ、仕事に打つ込むことにしましょう。

「こども通信」10月号を作成しました。今日さっそくメルマガにして送信いたしました。このHP内にもアップしましたので、どうぞお読み下さい。

投稿者 tsukada : 23:09 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月29日

犯人は保育士

昨日、ある保育園での放火事件を教訓に、私たちもいろいろと注意をしなくてはいけないという話を書きました。その犯人が捕まりました。その保育園で働く保育士だったのだそうです。

この保育園では以前にも脅迫状が送られていました。放火のときにも、投げ入れられたという燃える紙を、この男性保育士が素手で消したとも報じられています。本当に放火してしまおうと思ってはいなかったのかもしれません。ただの脅し。あるいは、狂言・・

そこは保育園。何かあれば、子どもたちに危害が及びます。子どもたちを盾にして、自分の要求(?)を示そうとしたことに怒りを覚えます。

しかも、彼はプロの資格をもつ保育士です。子どもたちの幸せのために、子どもたちの命・体・健康を丸ごと預かる仕事をしている立場の人。そんな人が起こした犯罪であり、二重の意味合いで問題です。

いったい彼に何があったのでしょう。職場環境や職務上の不満やトラブルがあったのかもしれません。それはこれから明らかにされるでしょうが、しかし、何が根底にあったにせよ、保育園に通う子どもたちの安全を脅かしたことは事実であり、断じて許されるものではありません。

そんな心違いをする者はほんの少数でしょう。でも、もしものことを考えると、少ないからといって心配なしとはできません。「人を見たら泥棒と思え」などと、他人に対して懐疑的になるのはイヤですが、でも、脳天気に信じることをしてはいけないのかもしれません。人との関わりを大切にし、その中で中身のあるしっかりした信頼関係を丁寧に作っていくことが必要なんでしょうね。なかなか完璧にはできませんが、でも、やっぱりそれが基本です。

この事件から学ぶことも多々ありそうです。それもまた教訓にしたいと思います。

投稿者 tsukada : 23:46 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月28日

安全神話

医院では週に2回、職員全員が集まり、朝礼をしています。仕事内容の点検などのほか、院長からとく注意をしてほしいことなどを伝えるためです。今日はある保育園での“放火”事件について話をしました。以下、その内容です。

和歌山県でおきたことですが、火のついた紙が保育室に投げ入れられたというものです。誰もいない部屋で、すぐに保育士が見つけて消したということで、大事には至りませんでした。

大切なお子さんを預かる保育園で、このような事件がおきるとは、ショックです。子どもたちに怪我などなかったことは幸いですが、万一のことを考えるとゾッとします。毎日多くの子どもたちが訪れる「塚田こども医院」でも、そして毎日子どもたちを預かっている「わたぼうし病児保育室」でも、十分に注意をしていく必要があります。

といっても、実際にどんな注意をしていけばいいのか・・。事故を予防するためにいろいろな注意をすでにはらっていますが、しかし「悪意」をもって何かをしようとしている者がいれば、それを完全に防ぐことは難しいかもしれません。

日本は安全と思われていましたが、昨今の情勢からは、それが“神話”にすぎないのかもしれません。こういった事件もおこりうることをたえず考えながら、毎日の診療や保育にたずさわって下さい。

投稿者 tsukada : 23:23 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月27日

秋晴れ

9月も最後の週になり、次第に秋めいてきました。犬の散歩は毎朝の日課なのですが、昨日からは長袖のジャンパーを羽織るようになりました。日中もよく晴れていて、でも暑いというわけではなく、快いお天気でした。

秋口は一年で一番過ごしやすい気候ですね。こんなお天気が長く続いてくれるといいですね。

以前、真夏にカナダに行ったときのことを思い出します。日本は蒸し暑いのに、カナダでは涼しく、とても過ごしやすかったです。人々が穏やかに、楽しく暮らしている様子には、うらやましく感じるほどでした。気候に恵まれるって、人間の性格や生活のスタイルまで変えてしまうのかもしれませんね。

こんなお天気も、あと2か月もするとみぞれや雪模様。空は重くたれ込め、人々の背筋は丸まり、心まで小さくこごえてきそうです。そんな国に生まれ、生きているのですから、仕方ないのかもしれませんが、ちょっとブルーになります。

さあ、この良いお天気が続くうちに、体も心もお日様に温めてもらいましょう。明日も良いお天気のようです。

投稿者 tsukada : 23:45 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月26日

iPod nano

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先週、Apple社の最新デジタル音楽端末機「iPod nano」をゲットしました! これまでにiPod shuffleやiPod miniを使っていますが、今回の新作を手にして、その小さいボディーに驚嘆しました。iPod mini よりさらに小さく、そして薄くなっています。常時持ち歩いているシステム手帳のポケットにも挟み込んでおけます。それでいて1,000曲も入るのだとか。そんなに入れるほど、CDを持っていませんし、実際に入れたとしても、その全部を聴けるとも思えませんが。

従来のiPodシリーズと同じ使い方ですし、アップルらしく洗練されています。ユーザーの心をぐっとつかみ込む、モノの作り手としてはとてもうまいですね。デザインもそうですし、機能もそうです。そして思い切ったことをしてきます。色は白と黒の2色だけ。iPod miniで4色のシリーズを発表し、それがかわいいと評判だったのに、今回はカラーからモノクロの世界へ。そして、人気シリーズのminiの生産をやめてしまいました。え!? と思ったのですが、そんなサプライズを用意するのも、いかにもアップルらしいところです。

今回のnanoでは、曲を聴いているときに画面にその歌詞を表示させられます。入力はあらかじめ自分でしておく必要がありますが、これもまたすごい機能です。(歌詞はネット上で簡単に取得できますし、そのためのソフトもあります)。これでカラオケの練習もできるというものです(^_-)

今月の初めに東京渋谷のアップル・ストアに行ったという話はすでに紹介しました。この時に、じつはiPod miniがほしくて、買おうかと手に持っていました。でも、その数日後に新しいiPodが発売されるというニュースもあり、大いに迷いました。店員の方に「どんな機種がでてくるの?」と聞いても、分からないと言うこと。これは本当のことで、アップルはいつもそうなんです。アメリカでスティーブ・ジョブズがマスコミに発表し、それから売り出されます。ストアの人も、ネットで知る方が先だと言っていました。

そして、この時には新しいiPodにはさほど期待をしていなかったのですが・・ でも、やっぱり“新しいモノ好き”の私にとっては、新発売されるiPodを見てから、それからもう一度miniにするかどうか、きめればいいや、と思い直したものです。その判断は、正解でした。

iPod nano・・私の生活を色づけてくれることでしょう。

投稿者 tsukada : 23:32 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月24日

連休中日

このところ連休になることが多いです。今週は2回も。連休になると大変なのは急病のときでしょう。休みの日には休日診療所があるので、そこを利用してもらっていますが、休みの前後が大変。小児科外来は、やはり混み合います。

今日は飛び石連休の真ん中。しかも土曜日。やはりいつもより多くの患者さんが来られました。9月というのは一年で一番落ち着いた季節なのですが、連休には勝てませんね。

9月と10月には、土曜を休みにすると3連休になるのが3回あります。医院はカレンダー通りに診療していますので、せいぜい2連休どまりです。でも、10月半ばからインフルエンザ予防接種が始まり、忙しくなってきます。秋の終わりから冬は、小児科にとっては「繁忙期」でもあります。これからバタバタと慌ただしくなる前の、多少余裕のある時期に、職員にも“世間並み”に3連休を楽しんでもらおう・・そんなふうに考えて、3回のうちの1回ですが、みんなで順に休んでもらうことにしました。

ということで、飛び石連休の真ん中の忙しい今日も、職員は3分の1ほど休んでいます。もちろん患者さんの診療には影響を与えないような配慮をしていますが、その分、勤務についた職員が忙しい思いをしていたようですね。でも、それはそれで「お互い様」のこと。

「隣の芝生は青く見える」といいます。忙しいときに休んでいる人のことを考えると「いいな〜」って思いがち。でも、ほかの人がゆっくり休めるようにしてあげられることは、すてきなこと。そんな頑張れる自分に自信をもつことができれば、またそれも大きな収穫ですね。

投稿者 tsukada : 20:36 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月23日

飛び石連休

今週は祝日が2日もあり、どうも曜日の感覚がはっきりしません。おまけに、祝日の意味合いもきちんと理解してはいない状況。今日は「秋分の日」ですよね。

月曜の19日は「敬老の日」・・といっても、やっぱり敬老の日は「9月15日」のイメージが強いですね。大半の祝日はそれなりの歴史的な経過や意味合いがあります。連休を多くしてあげようという、ありがたい配慮があったようですが、でも、勝手にいじって、変えちゃうのはどうなんでしょう。

基本的に月曜を休みにするのは、仕事をしっかりしようと思う者にとっては一週間のリズムが作れません。言ってみれば迷惑。週の真ん中にお休みが入るからこそ嬉しいという気持ちにもなります。

ともあれ、明日は飛び石連休の中日。病院は「土曜休診」が定着していますが、医院では診療するのが普通。さて、明日は診療がどうなることやら、今から心配です。

みなさん、風邪などひきませんようお祈りいたしております。

投稿者 tsukada : 23:43 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月21日

鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザのことが、心配です。今日のニュースでは、シンガポールで女児2人が鳥インフルエンザにかかって亡くなったとか。東南アジアを中心に発生数がしだいに増えていきそうです。

国内でも鶏の間でインフルエンザが発生しています。各地で飼育されている鶏を処分し、それ以上感染が地域に広がらないよう対策がとられています。

鳥のインフルエンザは、ただちに人に感染するわけではありません。しかし、インフルエンザ・ウイルスは容易に形を変えやすく、ある時に急に、人への感染性を獲得するかもしれません。そして、さらに人から人への感染もおこりやすくなってしまうと、たちまち人の間での流行になってしまうでしょう。それは人類がかつて経験したことがない新型ウイルスです。ということは、世界中の人たちが、一人の例外もなく、そのウイルスに対する免疫をもっていません。つまり、全世界的な爆発的流行がおきてしまうことが十分に予想されます。

世界中で鳥インフルエンザの発生に対して神経をとがらせ、そして必要な対策がとられているのは、人類の生存の危機にもつながりかねないという懸念からのことです。

とっても、いたずらに怖がる必要はありません。現在でも私たちはある程度の“武器”をもっています。新型インフルエンザはA型の一種ですが、数年前から治療に使われている薬に効果があります。内服の「タミフル」は小児用の製剤(ドライシロップ)もあります。吸入の「リレンザ」は大人用ですが、やはり優れた効果があります。タミフルの在庫を多くし、通常のインフルエンザの大流行に備えるだけではなく、新型インフルエンザが流行した際にも対応できるようにしようという動きもでています(都道府県に備蓄するように厚生労働省は指導していますが、地方の予算不足からあまり実行されていないようですが)。

ワクチンは、現在使用しているものでは、新型には効きません。こちらの方は、流行が始まったら、それに合う新しいワクチンを作ることになりますが、急いで大量のワクチンを作ることができないので、残念ながら間に合わないかもしれません。

もう一つの武器は“情報”です。いつ、どの地域で、どんなインフルエンザが流行しているか、きめ細かく分かるシステムができつつあります。それによって、備えをどうすればいいかなど、ある程度の対応を事前に行うことができます。少なくとも心づもりはできそうです。

もしも新型インフルエンザが流行し始めたら・・医療機関は大量の患者さんで診療がパニック状態になってしまうかもしれません。私たち医療関係者もいっしょにインフルエンザになってしまうことも考えられます。そんな最悪の事態も想定しながら、今からしっかりと対策をたてていきたいと思っています。

とりあえずは、現在のインフルエンザ・ワクチンはしっかりと受けておくことをおすすめします。新型には効かないとはいえ、毎年流行している現行のインフルエンザにはある程度の効果があります。新型インフルエンザがそれだけではやるのではなく、“旧型”と同時に発生し、流行していくことは大いに考えられます。そんな時に、せめて“旧型”インフルエンザに対して免疫をもっていれば、ダメージはより少なくすることができるでしょう。

当院でも先週からインフルエンザ予防接種の予約を受け付けています。10月後半からの接種にむけて、院内の体制作りもしているところです。どうぞ、できるだけ多くの方がワクチン接種を受けていただきますよう、お願いします。

投稿者 tsukada : 23:15 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月20日

中学での事故

先週のことですが、近くの中学で事故がありました。グラウンドで体育祭を開催中、応援用のパネルを取り付けた仮設の鉄パイプが強風で倒れ、生徒が下敷きになっていまいました。一人は背骨の骨を折る重症なのだそうです。手術も受けたとのことで、後遺症が残らないかどうか、心配になります。

生徒たちが受けた心の傷もまた大きいようです。目の前で事故がおき、同じ学校の生徒が大けがをするところを目の当たりにしました。スクールカウンセラーなどが入って、心のケアにあたっているとのことですが、そういった面でも早く元の学校生活に戻ってくれることを願っています。

この構造物は毎年業者に依頼して設置しているとのことですが、事故の写真でみる限り、地中にはほとんど固定されていません。木の杭がついていますが、2か所のみで、それも20センチ前後と短いように見られます。地中に斜めにさされていますが、それを固定するような仕組み(さらに垂直に杭を打って固定するなど)はありません。強い力でひっぱればそのままスッポリと抜けそうです。どの程度の風に耐えれるよう強度をもたせるかを決めるのは難しいかもしれません。でも、素人が見た目でも簡単すぎるなと感じるような方法は、やはり問題です。

鉄パイプを組み合わせる構造物としては、建築現場での足場があります。建築上の基準があるのかと思って専門家に伺いましたが、法的な基準はないそうです。通常の使用法では、建物が建つとそれに固定するので、強風でも強度としては問題にはならないのだとか。このような独立した構造物としての使用法は「想定の範囲外」だということになりそうです。

当日は低気圧の低下にともなって強風が吹きました。昼頃から風が出始め、次第に強くなっていき、最大風速は秒速20メートルほどになっていたようです。時速では72キロメートルですので、そうとうな強風だということが分かります。この風も「想定の範囲外」だったということなのでしょうか。

業者はプロです。当然一定の強さの物を作るべきです。強風だけではなく、子どもたちが寄りかかったり、登ったりすることも考えられます(設置してから運動会までは数日ありました)。地上に固定せずにそのまま置いただけでは、風がこれ以上吹けば転倒するだろうという“臨界点”は、パソコンでシュミレーションすれば容易に出てきます。それを例えば風速何メートルの強風に耐えられるようにするためには、どの程度の固定が必要かも、当然積算されます。こういった技術が日本には当然あるはずです。問題は、それを使うかどうかだけ。

学校側にも、業者任せでは子どもたちの安全は守れないことを、ぜひ知っていてほしい。「もう長い間、同じ方法で作っていたから」とか、「教師が触って問題なしと考えた」などという言葉を聞くと、事故の防止をどこまで真剣に考えていたのか、疑問になります。

そして、これからもこともまた心配です。今回の事故(事件?)が、業者のミスなどで起きたという偶発的なもので終わりにならないかという点です。このような事故は、おそらく全国で、どこの学校でも起こりうることでしょう。それを防ぐような根本的な対策をとらない限り、いずれまた同様の事故は起こりうることです。

不幸にして大きな事故がおきてしまったという事実は、残念ながら変えられません。しかし、今後おきないようにすることは可能です。この中学校だけではなく、上越市だけではなく、全県の、そして全国の学校現場で、どうやって事故を防止していくか、真摯に取り組んでほしいものです。そのためには、今回の事故について、詳細に検討が必要です。そして、それを解決するために科学的で有効な方法をしっかりと見いだす必要があります。それができたとき、今回に事故の教訓が生かされることになります。

大けがをされた生徒の方の一日も早い回復を願うばかりです。

投稿者 tsukada : 20:01 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月16日

「ひよこクラブ」10月号発売中

「ひよこクラブ」最新号に、私が“監修”したページがあります。
これからの季節に、子どもたちに薄着で過ごすことをおすすめしています。
カラーの6ページで、商品の紹介ページにもなっています。

・どうして薄着がいいの?
・薄着でなかったらどうなるの?
・これから冬に向かう時期になぜ薄着を?
そんな疑問がある方は、ぜひ「ひよこクラブ」10月号をお読み下さい。
なるほど!とおもっていただけることでしょう。

「ひよこクラブ」最新号は、ただいま絶賛発売中(^o^)

投稿者 tsukada : 23:44 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月15日

スティーブ・ジョブズ

昨日は私の大好きなマックのコンピューターやスティーブ・ジョブズの話で、一人で持ち上がってしまいました。ずいぶんといっぱい書き込んでしまったことに、自分でも驚いています。もう少しスティーブ・ジョブズの話を。

彼は人生に中で大きな出来事がいくつかありました。その時々で、形は“負け”であっても、自分の本当にしたいことを思い続け、むしろそれをバネにして、輝かしい成果を創出してきました。

彼は、大学を中退したことを「人生最良の決断」だと言っています。自分の作ったアップル社をクビになっことは「人生最良の出来事」だったとも。まさに逆転の発想です。日本で言えば「七転び八起き」でしょうか。あるいは「転んでもタダでは起きない」といったところかもしれません。

私自身はそれほどたいして人生を送っているとは思っていませんが、それでも時々は思うようにうまくいかないこともあります。予想していた方向とは違う方に向かうこともあります。トラブルも大きいもの、小さいもの、いろいろあります。気持ちが落ち込み、ただただその状況から逃げ出したいこともあります。でも、自分の本当にしたいことは何か、進みたいと思っている方向はどちらなのか、そういったことを大切にしていきたいと思います。

アップル社のコンピューター(マック)やiPodを愛している私ですが、創業者の生き方、考え方がそのまま製品になっているように思われ、ますます大好きになりました。やっぱりスティーブ・ジョブズは、すごい人です。彼から、そして彼が作り出しているモノから学ぶものがまだまだありそうです。

投稿者 tsukada : 19:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月14日

マックとMr.インクレディブルの深い関係

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先日買ってきた「Mr.インクレディブル」のフィギアです。診察室の脇においてあります。なかなかすてきでしょ(^o^) アメリカで作られたCG(コンピューター・グラフィック)の最新作です。映画も大人気、DVDではレンタルショップでもなかなか見つからないくらいの作品です。実はこれとアップル・コンピューターは深い関係があるのです。

アップル・コンピューターの創始者でもあり、現在の“社長”であるスティーブ・ジョブズが始めた会社がこのCGアニメを作っています。ピクサー(PIXER)という会社がそれ。過去に「トイ・ストリー」を作り、世界をあっと言わせました。アニメをコンピューターで作るというだけではなく、コンピューターでしかできないような創造的な表現やシーンを作ることができることを、みなに教えてくれました。(宮崎駿さんがアニメ映画の制作者として世界で有名になっていますが、その宮崎さんもCGを使ってみることにとても魅力を感じているのだそうです。)

そんなCGの技術を飛躍的に発展させたのが、ピクサーという会社であり、スティーブ・ジョブズだったといういうわけです。では、コンピューターを作って売る仕事をしている彼がなぜ別分野で活躍できたのか? ・・それは、彼が一度アップル社を一度退社しているからなのです。フリーになった彼が、社長業ではなく、会社の創世記と同じく創造的な仕事に全エネルギーを傾注できた時期があったというわけです。

彼の退社は、正確には「会社を追い出された」ということです。20歳の頃から始めたアップル社は、約10年で大きな会社に成長していました。財務を担当させるために招いた重役と、会社の経営方針があわず、逆に彼が会社を追われたというのが真相です。彼はあくまでも独創的で、ユーザーに使いやすいPCを作り続けたいと考えていましたが、経営を大切にする重役たちは、当時すでに優位にたっていたマイクロソフト社を意識し、普通のPCを売り、シェアを伸ばしたいと考えたようです。しかし、残念ながら結果は逆で、アップル社のシェアはどんどんと縮小していってしまいました。

私もこの頃のマックを使っていましたが、今ほど心躍るような体験はしていませんでした。もちろんウインドーズのPCよりも使いやすく、ユーザーに優しいのは確かなのですが、でもそれが飛び抜けてということでもありません。さほど面白みのないPCだったということです。

ジリ貧になっていたアップルは、創業者であるスティーブ・ジョブズを呼びもどします。彼は“浪人時代”に作り出してた革新的なテクノロジーと、ある種のカリスマ性をたずさえてアップル社に戻ってきました。その後は、新しいマックを次々と世に送り、ここ数年は携帯デジタル音楽端末であるiPodのシリーズと、ネット上での音楽配信システムのiTuneの成功をもたらしたのは、ご存じの通りです。

彼が自分で作った会社を追われたとき、絶望のどん底だったそうです。でも少ししてからは、成功者としての重荷から逃れ、むしろ新しい挑戦者として、自分のやりたいことができることに喜びを感じたといいます。失意からの復活です。そして、むしろフリーになれたからこそ、ある意味で革命的なソフトやコンピューター技術を作り出すことができたと言っています。

今彼の報酬はそうとう高額なのかと思いましたが、そうではありませんでした。アップル社からは年間でたった1ドルしかもらっていないのだか。お金よりも、自分のやりかいことを、やりたいようにやらせてもらう方が、彼にとっては大きな意味のある“報酬” なのでしょうね。

こういった話は、彼が以前にスタンフォード大学の卒業式で行った記念スピーチの中で述べていることです。今週の「週刊AERA」(朝日新聞社)に紹介されて初めてしりましたし、ネット上でその全文が紹介されています。もちろん感動をもって読むことができました。(さっそく今週の職員ミーティングで紹介しましたよ。)

ピクサー社の最新作が「Mr.インクレディブル」。子どもたち向けの人気CGと、敬愛するスティーブ・ジョブズが見事にマッチングしました。これでますます私のマック好き、アップル狂が過熱していきそうです・・

とりあえずはiPodの新しいシリーズ「iPod nano」が手に入るのを首を長くしてまっています。あと数日で届くようですが、手にしたらまた報告しますね。お楽しみに。(別に楽しみな方もそれほどいないかもしれませんが、私にとっては本当に楽しみなので、どうぞお付き合い下さい。)

投稿者 tsukada : 12:14 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月13日

渋谷は私の街?

先日のある日曜日、渋谷に行ってきました。
東京に出張で出かける用があったのですが、帰りの新幹線に乗るまでに少し時間があり、ちょっと足を伸ばしてきました。
渋谷というと若者の街。
とてもおじさんの行くところではありません。
そしてJR渋谷駅を出て、ハチ公前の交差点あたりの混雑ぶりは、とても田舎ぐらしの者を寄せ付けることもありません。

でも・・以前から東京に行くと、必ずといっていいほど渋谷に立ち寄っていました。
お目当てはディズニー・ストアです。
ここで医院に飾るフィギアーを買ってくるのが楽しみですし、いつしか習慣にまでなっていました。
今回は何なんかぶりに行ってきました。
3階までのビルのデコレーションも変わっていて、楽しませてもらいました。
そして、今回は「7人のこびとたち」をゲットしました!
20050914-2.jpg
これまでも一人ずつのお人形は買っていたのですが、なかなかそろっていませんでした。
それが全部揃いで売っていたのです。
嬉しくてすぐ買っちゃいました。
衝動買いというやつですね。
もうすでに医院玄関に飾ってありますので、どうぞご覧になって下さい。

実は今回無理していったのはもう一つ行きたかったところがあるからです。
それはアップル・ストアです。
渋谷に、日本で4番目の直営店が先月オープンしました。
以前、日本で最初にできた銀座店に行ったことがあります。
同じ直営店ですので、それほど変わりはないはずですが、でも新しいお店ができたとなると行ってみたくなるのは、マック信者の証拠?
それもディズニー・ストアの斜め前にあるのですから、寄らないわけにはいきません。
渋谷に一回行って二度美味しい思いができるというわけです(^o^)

銀座店よりもさらにシンプルで、でもすてきな作りでした。
お店の作り方、ディスプレーの仕方などを見ているだけで、アップルのこだわりを感じます。
あるいは、創業者であり、現在のCEO(最高経営責任者)であるスティーブ・ジョブズの息づかいまでも感じることができる・・ちょっと言い過ぎかな。
私の気持ちが銀座店に行ったときと違うのは、iPodへの関心です。
銀座ではコンピューターのことでいろいろ聞いてためになりましたし、感銘を受けました(技術的な相談に乗ってくれるジーニアス・バーがあるのは、すごいことです!)。

でも今回はiPod。
すでに我が家では私はiPod shuffleを、子どもたちはiPod miniを使っているので、そのアクセサリーも気になります。
私ももう少し大きなiPodにしようか、迷ったのですが、そう・・あと数日で新しいiPodが発表されるという情報もあります。
そうなると、ここは待ちです。
買いたい気持ちをおさえ、アップル・ストアをあとにしたものです。

ところで、新しいiPodが発売されました。
その名は「iPod nano」。
iPod miniの後継機ですが、その薄さには驚愕です。
手帳にも挟み込んでおけます。

もちろん・・iPod nanoはもう注文しました。
新しい物好きの院長らしいと言われそうですね。
ネット上で購入し、名前も入れてもらうことにしました。
今週中には届くとのこと。
いまから待ち遠しいですよ。
手にしたら、このHPでもご紹介しますね。

PS
スティーブ・ジョブズとiPodのことは、今週の週刊誌「AERA」(朝日新聞)でも取り上げられました。
その中で、彼がスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチも紹介されています。
初めて知る事実、そして彼の考え方、生き方が率直に語られています。
感銘を覚えました。
医院の職員ミーティングが昨日あったのですが、さっそくそのことを話題にしました。
彼のことについては、またお話をしたいと思っています。

投稿者 tsukada : 23:33 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月12日

選挙結果

衆議院選挙が終わり、ふたをあけれてみれば自民党の圧勝でした。
「改革を止めるな」という勇ましいスローガンが良かったのか、これで一緒に「郵政民営化」へまっしぐら。
そして他の改革もどんどんと進めていってくれることでしょう。

でも「郵政民営化」の中身がよく分かりません。
「改革」の方向も、実はよく見えていません。
どこかから聞こえてくるのは消費税率の引き上げ・・
膨大は借金をさらに増やし続ける国の体質は変わらず、国民からの税収入だけはちゃっかり増やしていこうということにはならないか、心配をしています。

どんな見方をしても、国民は今の自民党と小泉内閣に「信任」を与えたわけですから、しっかりと仕事をしていって下さい。
その内容と進み方によっては、次の選挙で逆の評価が下される・・そんなこともあるかもしれません。
政治家は、たえず緊張感をもってその仕事にあたってほしいと、切に願っています。

投稿者 tsukada : 22:49 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月10日

投票に行こう!

明日11日(日)は衆議院議員選挙の投票日です。
「郵政民営化法案」の否決に端を発した、突然の議会解散でしたが、明日の夜には国民の審判が決まります。
といっても、今回の選挙は今後4年間の国政を担う国会議員を選ぶ選挙であり、法案の賛否を問う国民投票ではありません。
ぜひ、国会議員として国政を託するにふさわしい方を選んで下さい。

日本の現況は、とても大きな問題を抱えています。
高齢社会になり、老人介護や年金の問題もあります。
世界で類を見ないほどの少子化社会が進展しているのも事実。
子育て支援などの充実も、緊急の課題です。
(もっとも、子育て支援をしたからといって子どもが多く生まれるわけでもないでしょうし、少子化対策のために子育て支援が必要だと言っているのはおかしいのですが)
経済、外交、政治など、それぞれの分野で重大な課題もあります。
政治家としての力量と見識のある方が、国会議員として選ばれることを期待しています。

投票率も気になります。
選挙を重ねるごとに数字は下がってきています。
それは政治に無関心な人が増えてきたからなのでしょうか。
それとも、選ぶに足る候補者や政党がいないからなのでしょうか。
おそらく両方だとは思いますが、でも投票しない限り意思表示はできません。
逆に、投票しなければ、結果として選挙の結果を支持することになります。
政権を握るA政党がイヤでも、選挙で過半数をとれば、また政権を継続することになります。
投票しないことは、そのA政党への選択に賛成したということになるのです。
もしも今の政治に不満があるのであれば、それを示して下さい。
それは、投票することでしか達成されません。

明日の夜には大勢が判明することでしょう。
長い夜になるかもしれません。

投稿者 tsukada : 21:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月08日

病児保育の取材

九州で大きな被害をもたらした台風14号は、やっと日本から去っていきました。
今日は台風一過の青空の一日。
被害があまりに大きすぎますが、一日も早い回復を祈っております。

昨日からお客さん方が当院に来られていました。
神奈川県からの方で、これから病児保育のネットワーク作りをしていこうということで、実際にしているところを見学に来たという次第です。
私が以前から知っている団体で、そのきっかけになったのも病児保育に関して、私がリポートしたことをお聞きになったことからでした。
子育て支援のあり方について、全国の中でも先進的で大規模に実行されている団体の方々です。

HPの中に<ブックレット・シリーズ4>「病児保育の花をさかせたい」というのをアップしてありますが、それを小冊子にしていただいたのが、この団体のトップの方のすすめからでした。
まだほとんど始められていない神奈川県内で、これから新たな事業展開をしていこうという熱意あふれる方々です。

そんな団体から昨日は5名の方が来られていました。
うち2名は女性で、一人は保育士さん、もう一人は社会福祉士の方。
実際に病児を受け持ち、組織の運営にもあたるので、真剣そのもの。
録画撮りもしてそれを神奈川で見てもらうことで、より具体的に病児保育をイメージできることでしょう。
今回はそのためのカメラマンも同行です。

インタビューに答えたり、昨日は懇親もしたりと忙しかったですが、それほど疲れたとは感じていません。
まだまだ“知名度”の低い病児保育が、少しずつ広まり、認知され、より運営がしやすくなっていることも少なくないでしょう。
どこかで見かけましたら、どうぞよろしくお願います。

投稿者 tsukada : 23:44 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月06日

台風準備

アメリカでの“カトリーナ”が未曾有の大災害であれば、日本を今襲っている台風14号も同じく史上まれな規模の災害になろうとしています。
今日のお昼に見たニュースでは、九州全体がすっぽり台風の暑い雨雲に覆われていました。
各地で大雨による河川の氾濫、浸水、土砂崩れ・・
数日前に見た東京の集中豪雨の映像、そして1週間前のニューオリンズの様子と全く同じことがまたおきています。
九州だけではなく、日本中どこも台風の被害が心配です。
くれぐれも警戒をしていて下さい。

新潟は明日の午後からあさってにかけて影響がありそうです。
自宅には日差しよけのよしずやすだれがまだかかったまま。
今朝あわててしまいこみました。
全部はできなかったので、残った分も夜に撤収。
つけるときには丸1日かかった作業が、1時間ほどで終わりです。
あっけないものですね。

よしずやすだれは、今年はいつもより多く設置しました。
その数、20本くらいはあったでしょう。
真夏の暑い日差しをさえぎってくれる効果は抜群、予想以上でした。
自宅ではあまりクーラーを使わずに過ごすこともできました。
省エネにも貢献です。
でも、洋風の家が、なんだか“海の家”状態になってしまっていたのは、ご愛敬でしょうか。

本職の設計士さんに依頼して、もっとしっかりした日よけを探してもらいました。
カフェなどに使っているようなおしゃれな物が住宅用にもあるんですね。
厚い布でしっかりと日差しを遮ってくれるようなのですが・・
でも、それ自体は風を通しません。
それにけっこうのお値段。
ということで、せっかく見積もりも出してもらったのですが、却下になりました。

よしずやすだれは値段も手頃で、使いやすいですね。
見栄えさえ気にしなければ、一番です。

投稿者 tsukada : 21:46 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月05日

台風接近中

アメリカ・ニューオリンズをハリケーン=“カトリーナ”が襲ってから1週間。
現地ではやや平静を取り戻してきたかのような報道がある一方で、悲惨としかいえない状況はとても改善していてはいません。
水に埋もれた街にまだ多くの人たちが取り残されています。
犠牲者の数は数千に上るという話も。
街の復旧どころか、水がひくめどすらたっていません。
当然予想されていなければならない自然災害に対して、あまりに手を抜いていたのではないか。
あるいは、黒人に対して差別的な考えをもっているのではないか・・
そんな疑念すら感じてしまいます。

日本でも、今この瞬間に大型台風が襲いかかろうとしています。
昨夜は東京都内で激しい集中豪雨があり、大きな被害がでました。
わずか1時間に100ミリ以上の雨が降り、河川があふれたとのこと。
実は私はその直前まで都内にいました。
少し雨模様ではありましたが、まさか大雨になるとは予想もしていませんでした。
ニュースの映像を見ていて、背筋が寒くなる思いでした。

そして台風14号そのものが、九州に近づき、上陸しようとしています。
暴風域は“カトリーナ”よりも大きく、強さもひけをとらないようです。
速度が遅く、じっくりとなめ回すかのように日本列島を縦断していくとのこと。
強い風とともに大量の雨を長時間にわたって降らせ続けることになります。
災害には十分に警戒をしていて下さい。

雨が降れば大雨になり、晴れれば渇水騒ぎ。
メリハリがついているといえばそうですが、困ったものです。
何事にもほどほどがいいですよ。

投稿者 tsukada : 22:27 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月02日

一刻も早く救助を

アメリカのハリケーン被害は、その実際の様子が分かるにつれ、ますます甚大な災害であることを思い知らされます。
そして、今持って何万(何十万?)もの人々が救助を待って、悲惨な状況におかれていることも、心痛に耐えません。
先進国であるアメリカでこんな地獄のようなことがおこりうることを、信じがたい思いでみています。
災害そのものは自然のなせるものではありますが、その前後の対処に、やはり問題が多いです。

一刻も早く、一人でも多く、救出してあげてほしい。
アメリカ中から救援の手だてがなされ始めていますが、まだまだ足りません。
世界中から救助や支援に人・物が集中してきても良いはずですが、それもまだまだ少ないようです。
いったいどうなっているのでしょうか。
多く離れた私たちが、自宅のテレビでその様子をまじまじと見ることができますが、現地にはきっと情報も十分には行き渡っていないのでしょう。
もどかしい限りです。

アメリカに関係のある国や団体、個人から資金の提供もあるようです。
日本は現金で20万ドル、物資で30万ドルを決めたとのこと。
それって現金では2,200万円ですから、少なすぎません?
トヨタはグループ全体で500万ドル(5億5,000万円)だそうです。
日本政府は一企業より一桁少ない金額・・それって支援と言えるの?

韓国のペ・ヨンジュンは、新潟中越地震のときにも今回の宮城沖地震も、確か2,000万円ずつの寄付をしています。
日本政府の資金提供は個人レベルの額。
これでは形だけの支援だといわれても仕方ないのでは。
こんな時にはどんと税金を使っても、誰も怒らないでしょう。
それよりはるかに多額の無駄遣いをやめればすむのですから。

それよりも救助のための人や物資を投入できないのでしょうか。
今日の新聞には「アメリカは先進国で、そのような必要はない」とあります。
でも・・政府がそう思っていても、現地での様子はそうではないことを厳然として伝えています。
メンツもあるのかもしれませんが、そんなことを言っている場合ではないでしょう。
今この瞬間に、命の危機に陥っている人たちが多数いるのですから。
何とかならないものでしょうか・・

投稿者 tsukada : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月01日

9月になりました

今日から9月。
新しい学期も始まりました。
朝の通勤のとき、また子どもたちの元気な姿に出会うようになりました。
夏休み中には見られなかった光景ですので、実に久しぶり。
元気をもらいながら医院の向かえます。

アメリカを襲ったハリケーン「カトリーヌ」は、被害の状況が分かるにつれ、その“凶暴さ”がよく分かります。
ニューオリンズ市の80%を水没させ、おそらく数千人の死者がでているようです。
完全な復旧まで数ヶ月、いや数年がかかるだろうとのこと。
いや、いまだ救助されていない人たちや、安全なところに移動できていない人たちがたくさんいます。
略奪や暴力事件もおき、戦場のような様相だとか。
CNNニュースではその様子を繰り返し放送していますが、その惨状に目を疑うほどです。

風速70メートルもの風が吹いたといことですが、これを時速に直すと250キロほどになります。
ほとんど新幹線なみのスピードです。
これでは人間はもちろん、建物だって吹き飛んでいってしまいます。
そこに大量の雨が降り、川があふれたのですから、めちゃくちゃ大変な状況だったことは想像にかたくありません。

自然災害に対しては、いくら手を尽くしても無力のときもあります。
でも、今回の災害も、本当にするべき予防策などがどれくらいできていたのか、はなはだ疑問です。
自然の振る舞いを変えることはなかなかできませんが、その被害を少なくすることは、人間の知恵とお金をしっかり使えばある程度はできるはずです。
そして、今行っている救助活動や、今後の復旧活動には総力をあげて取り組んでほしいものです。

危機管理に対してあれだけうるさいアメリカですら、こういった事態になっています。
ましてや危機管理能力の欠如している日本で同じような災害がおきたとしたら・・どれほどのことができるでしょうか。
危機管理の基本の一つはスピーディーさですが、この点だけでも日本は失格になること、間違いありません。

危機管理には、時には強権も必要にはなりますが、でもしっかり足場を固めておくことが、いざというときに役立ちます。
今回のハリケーン災害から、私たち日本人も学ばなければいけないことがたくさんあることでしょう。
それをぜひ、災害がおきないようにも役立ててほしいです。

今日9月1日は「防災の日」。
選挙の前のあわただしい中ではありますが、防災についても、ちょっと立ち止まって考えてみて下さい。

投稿者 tsukada : 23:55 | コメント (0) | トラックバック