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2005年05月14日

ターミナル

「ターミナル」を映画館では見逃してしまっていたので、DVDを楽しみにしていました。
レンタルが始まってから何度かお店に足を運びましたが、ずらりと並んでいる棚はいつも空っぽ。
いついってもガッカリするので、買ってしまいました。
お金には換えられません。
観られないとなるとよけいに観たくなるもの。
それに「特典映像」も魅力的でした。

映画はすぐに観ました。
主演ビクター役のトム・ハンクスは大好きな俳優ですし、今回の役柄も彼にぴったり。
彼が恋をするアメリア役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズも、すてきです。
何よりもストーリーが良かったですね。
人生の目的、誠実に生きること、人を大切にすること、約束を守ること・・
今の社会で、みんなが忘れかけていることを、ビクターは教えてくれているようです。

おまけのDVDからは、この映画の作られ方、監督のスティーブン・スピルバーグの考え方がよく分かりました。
空港のセットを、本物そっくりに作ってしまったことは知っていましたが、その過程や撮影の様子がたっぷりと出てきます。
私にとっては、こっちの方も映画と同じか、それ以上に興奮物でしたよ(^_^)
レンタルDVDにはない映像ですから、多少高いお金を出した甲斐がありました。

ところで映画のタイトルが気になっています。
「空港」といういう意味で「ターミナル(The Terminal)」と使っているのですが、医療の中では別な意味でも使っています。
「最後の」とか「終末の」という意味です。
「ターミナル医療」と言えば「終末期医療」などを訳されます。
もうすぐそこまで死がやってきている、ということです。
そんなイメージをもつ言葉なので、何か特別な意味合いをタイトルに持たせてあるのかな?などと思っていたのですが・・
それは深読みだったようですね。

2時間たっぷりと楽しめて、ちょっと考えさせられて、生き方や考え方に勇気をもらえる映画です。
まだ観ておられない方、どうぞごらんになってみて下さい。
一押しの映画です。

投稿者 tsukada : 2005年05月14日 23:17