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2005年04月23日

祭りが終わって・・

今日の土曜は、何でこんなに?と思うほど、外来が混み合いました。
4月に入って、インフルエンザも少なくなり、ほかの感染症もあまり多くはなく、わりと落ち着いた日が続いていたのに。
半日でほとんど丸一日くらいの診療を行いました。

いろんな要素があるようです。
近年は病院の外来が土曜休診になってきています。
市内には小児科外来のある病院が3つありますが、一番大きなところがそう。
2番目に大きなところは、第2、第4土曜が休診。
今日は第4土曜なので、その影響もあったのかもしれません。
3番目の病院は、昨年から常勤小児科医が不在になり、出張の小児科医が半日ほど外来をおこなっているだけ。
昨年度は週3回でしたが、今年度からは週2回に。
もちろん土曜の外来はありません。
つまり、市内で外来をしていた病院小児科は皆無だったということです。

でも、それだけではなかったようです。
お隣の長野県からわざわざこられた患者さんがおられます。
事情をお聞きしたところ、近くの数軒の小児科が今日は休診なんだとか。
それでいつもHPを見ておられた私の医院に自動車をとばしてこられたと言うことです。
ご苦労様でした。

小児科が休診の理由は・・
学会です。
小児科医の一番大きな集まりである日本小児科学会が、ここ数日東京で行われています。
きっとそれに参加されている小児科医が多いのでしょう。

恥ずかしい話ですが、私はこの学会に出席したことはありません。
もちろん学会員ですし、学会費もちゃんと納めています。
この学会が認定している「小児科専門医」の資格もあります。
でも・・学会には出たことがないのです。
それは、外来診療を休みにすることが、なかなかできないからです。

小児科の受診は、その大半が「急な理由」です。
予約診療が多い科では、休診にすることもそれほど難しくはありません。
でも、いわば「急患」がほとんどの小児科では、休診にすることで、多くの患者さんに迷惑をかけてしまいそうです。
「土曜の午前中は毎週診療をしています」と地域の方々にお約束して診療を行っている以上、できるだけ休診はさけなければならないことだと思っています。

まして、日本中の小児科医が集まる学会の開催中は、ほかから応援を求めて私に代わって診療をしていもらうなどということはできません。
そして、ほかの小児科が休診なることが予想されるので、よけい休みずらくなっている状態です。

ということで、学会に出かけていってアカデミックなことを勉強することができないでいます。
第一線の臨床医にとっては、毎日の診療を通して、患者さんから学ぶことが、一番の財産になっていきます。
それを丁寧に積み上げていくことが、何よりのことなのでしょう。

でも、ときにはちゃんと学問を勉強しておきたいですね。
いつの日か、それがまたできる時がくることを楽しみにしているのですが。

投稿者 tsukada : 2005年04月23日 21:53